オーディオテクニカから車両用防音材キット3モデルが9月13日に発売される。いずれも同社がカーオーディオ用に開発した「アクワイエ(AquieT)」シリーズのラインナップで、カーオーディオをより良い空間で再生させるために開発された製品である。

 今回発売されるのは以下のモデル。

AT-AQ405 ドアチューニングキット ¥15,000(税別)
ATH-AQ442 サウンドプルーフィングウェーブ ¥1,500(税別/2個入)
ATH-AQ442P20 サウンドプルーフィングウェーブ ¥15,000(税別/20個入)
ATH-AQ444 サウンドプルーフィングウェーブ ¥1,300(税別)

 左右のフロントドア用にパッケージングされたキットモデルのAT-AQ405は、制振材(インナーパネル用、アウターパネル用、インパクトビーム用、ポイントチューニング用)、防音材(スピーカー用サウンドプルーフィングウェーブ、インナーパネル用サウンドプルーフィングウェーブ、ドアトリムクリップ用ダンパー)、吸音材で構成する。加えてドアのインナーパネルを外す際に役立つ“ヘラ”も付属するため、DIY感覚でチューニングにトライすることができる。

 各部材をうまく活用することで、不要な振動や音の反射を抑制し、理想的なルームアコースティックを創り出すことができそうだ。

ドアチューニングキットAT-AQ405

AT-AQ405の施工例

 サウンドプルーフィングウェーブのATH-AQ442と444は、厚さと大きさが異なる波形スポンジの防音材。25mm厚のATH-AQ442はスピーカーをマウントした際、スピーカー前面の外周に張り込むことで、スピーカーとドアトリムの隙間を埋めて防音を狙った部材。

 厚さ5mmのATH-AQ444は、ドア本体とドアトリムの隙間を埋めて、ドアトリムからの音漏れや共振(ビビり)を抑制するというもの。

サウンドプルーフィングウェーブATH-AQ442。

ATH-AQ442の施工例。スピーカー振動板から出た音がスムーズに放射される効果が期待できそうだ。

サウンドプルーフィングウェーブATH-AQ444。

ATH-AQ444の施工例。ドアパネルの縁にそってインナーパネルと接触する部分に張り込んで、音漏れやビビりを抑制する効果が期待できる。

 カーオーディオプロショップでの施工はもちろん、自身の手で愛車をいい音にしたいドライバーにとって、興味深いアイテムと言えるだろう。

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