車両純正オーディオをよい音にするためのDSP
最新モデルらしく進化を感じられる音が聴けた

文=石田功

 ハイエンドカーオーディオの世界では必需品となっているデジタルプロセッサー。今や音質重視のカーナビなどにも当たり前に搭載されている。そんな中、純正システムに追加してデジタルサウンドコントロールを施すことで、純正システムベースでも良い音を得ようというのがオーディソンが以前発売したbit Oneというモデル。この手のデジタルプロセッサーの先駆けとなった商品である。

 いずれ、純正システムは外すのが難しくなり、オーディオをまるごと市販品に入れ替えるには、それ相応の覚悟が必要な時代が来ることを見越した商品と言える。その後、ヘリックス等、様々なメーカーがスタンドアローンのDSPを商品化している中、オーディソンが発売した最新のDSPがこのbit Nove。デジタル技術は年々、進化を続けていて、bit Oneと聴き比べて見てもその進化は感じられるし、メディアプレーヤーなど純正システムをベースにシステム化できるアイテムをラインナップしているのもオーディソンの強みといえよう。

載せ換え困難な純正オーディオ装着車オーナー注目
聴く者を飽きさせない魅力的な音を聴くことができた

文=脇森宏

 イタリアのエレットロメディア社を代表するカーオーディオブランド、オーディソンは当初パワーアンプで勇名を馳せ、その後順次ラインナップを拡充。現在ではアンプ、スピーカー、DSPの各ジャンルにおいて多彩な製品がずらりと並んでいる。そのオーディソンが、力を入れているのがDSP。純正カーオーディオシステムの閉鎖性はいずれの地でも同じということなのだろう。ナビをはじめとするオーディオセットが車両から切り離すことができない純正システムは、その時点において音質向上の道が断たれてしまう。

 オーディソンの新しいDSP、bit nove(ビット ノーヴェ)は純正システムに的を絞ったモデル。hi/Loレベルのアナログ各6ch、AUX入力2系統も備え、幅広い音楽ソースに対応。出力も8chを備えている。音は多くの人が同ブランドのアンプで体験したことがあるはずのオーディソンサウンド。音楽の表現に長け、リスナーを飽きさせることのない魅力的な音を聴くことができた。閉鎖的なシステムを抱えて頭を悩ませている人は、検討してみてはいかがだろうか。

オーディソン audison
Digital Signal Processor
Bit nove
¥80,000(税別)

SPECIFICATION
●入力:デジタル2系統(TOS、S/PDIF最大192kHz/24bit)、アナログハイレベル6チャンネル、アナログライン6チャンネル、アナログAUX2チャンネル
●出力:アナログ9チャンネル
●デジタルイコライザー:10バンドパラメトリックイコライザー(±12dB)
●フィルター:フルレンジ、ハイパス、ローパス、バンドパス(リンクウィッツ[スロープ・12.、24dB/oct.]、バターワース[6、12、18、24db/oct.])<カットオフ周波数・20Hz~20kHz(68ポイント)>、位相切換え(0度/180度)機能あり
●タイムディレイ:0~510cm/0~200.8インチ/0~15ms(ステップ・0.08ms/2.8cm/1.1インチ[ファインセット・0,02 ms/0.7cm/0.27インチ])
●ディイコライザー:自動ディイコライゼーション機能装備
●PC接続:USB(1.1、2.0、3.0)、マイクロソフトWindows(32/64bit)・Vista、Windows7、Windows8、Windows10対応
●D/A、A/D変換:32ビット(シーラスロジック)プロセッサー48kHz/24bit変換
●周波数特性:10Hz~22kHz
●SN比:アナログ入力・102dB、AUX・101.5dB、デジタル入力・110dB
●入力感度:ライン入力・1.2~8V、ハイレベル入力・3~20V、AUX・0.3~5V
●入力インピーダンス:ライン入力・15kΩ、ハイレベル入力・12Ω、AUX・15kΩ
●外形寸法:W130×H34.5×D199mm
●重量:0.7kg
●備考:ワイヤードコントローラーDRC AB同梱

■問合せ先:
トライム株式会社
電話番号 092-986-1601

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