10月23日から25日まで東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催された「2026 東京インターナショナルオーディオショウ」。今回は、その中から編集部が注目した新製品情報をお届けする。
G405 ナスペック
ナスペックのブースでは、英モニターオーディオの新世代スピーカー「Silver Series 8G」が今回の目玉として披露された。3ウェイ・フロアー型の「Silver 500 8G」をメインに据えたデモが行なわれたほか、同ブランドの「Platinum 300 3G」やコンパクトな「Radius 4G」、ウィーンアコースティクスの「LISZT」など多彩なスピーカーが並んだ。
モニターオーディオの新モデル「Silver 500 8G」などでデモが実施された
コンパクトなブックシェルフ型「Silver 50 8G」なども展示されていた
もうひとつの大きなトピックが、新たに取り扱い予定のデジタルオーディオブランド、マトリックス・オーディオの日本初披露だ。フラッグシップ・ネットワークプレーヤー「MS-1」(¥2,585,000、税込、予価)は、音質や専用アプリの操作性の高さはもとより、洗練されたデザインでも来場者の注目を集めていた。
日本初披露となるマトリックス・オーディオのネットワークプレーヤー「MS-1」
このほかナスペックのブースでは、クリアオーディオの両面自動レコード洗浄機「smart double matrix」(¥715,000、税込)やプライマーの一体型機「ALLT-I-ETT」(¥605,000、税込)なども展示。参考出品としてロクサン「Caspian 4G」のセパレートモデルが披露されたほか、来日したアイソテック代表のキース・マーティン氏による大型クリーン電源「SUPER TITAN V5」や「TITAN V5」の比較試聴デモも行なわれた。
クリアオーディオの両面自動レコード洗浄機「smart double matrix」
G407 アキュフェーズ
毎年、際立った盛況ぶりを見せるアキュフェーズのブースでは、開発を行なう技術部員が直接製品を解説する恒例の自社講演を実施。B&W「801 D5」など数種類のスピーカーを組み合わせた再生とともに、注目の新製品4モデルが紹介された。
スピーカーはB&W「801 D5」を中心に使用
今回の主役となった新製品は、AB級プリメインアンプの新たなフラッグシップ機「E-6000」(¥1,265,000、税込)。前モデル「E-5000」の上位に位置づけられるモデルで、260W✕2(8Ω)のハイパワーと保証値1000という高いダンピング・ファクターを誇る。上位の単体パワーアンプに匹敵する超大型トロイダルトランスと大容量フィルターコンデンサーを擁する強力な電源部や、独自の音量調整機構「Balanced AAVA」を搭載。会場にはE-6000の巨大なトランスや基板といった内部パーツも単体展示され、その物量投入ぶりに熱心に見入る来場者の姿が目立った。
待望の旗艦プリメインアンプ「E-6000」
「E-6000」に使用されている内部パーツも展示されていた
デジタル関連の新製品も充実しており、7月に発売されたデジタルヴォイシング・イコライザー「DG-78」(¥1,078,000、税込)は、同社が30年にわたり磨き上げてきた音場補正技術の最新作となる。先代の「DG-68」からアルゴリズムや基板設計を徹底的にブラッシュアップし、A/DおよびD/A変換部の精度を高めることで、デジタルのみならずアナログ入力時の音楽表現力も一段と向上させたという。
デジタルヴォイシング・イコライザー「DG-78」
また、デジタルプロセッサー「DC-500」(¥748,000、税込)は、フラッグシップ機「DC-1000」の技術を継承した単体D/Aコンバーターで、独自の低ノイズ・低歪み化技術「ANCC」を採用した8回路並列D/Aコンバーターを搭載する。
デジタルプロセッサー「DC-500」
さらに、CD専用プレーヤーの最新モデル「DP-470」(¥528,000、税込)も登場。根強いディスク再生の需要に応えるべく、ピックアップのアフターサービスなどの長期的な保守体制まで見据えて開発された意欲作だ。制振性を徹底追求した高剛性ドライブメカの単体展示も含め、同社の揺るぎない技術力を印象づけていた。
世界的に再び人気となっているCDプレーヤーの新モデル「DP-470」