パナソニックは、SQD(スーパー量子ドット)フィルターを採用した4K液晶ビエラ「X97C」シリーズ4モデルを発表した。ラインナップとパナソニックオンラインストアでの販売価格は以下の通り。11月13日に発売される。

●4K液晶テレビ
TV-98X97C ¥930,600(税込)
TV-85X97C ¥653,400(税込)
TV-75X97C ¥514,800(税込)
TV-65X97C ¥415,800(税込)

「TV-98X97C」

 一番の特長は、新世代ディスプレイ技術の「SQD Mini LED」を採用したことだろう。さらにパナソニックとして、約18年ぶりとなる90V型を超える大画面モデル「TV-98X97C」もラインナップしている。

 同社では、映像制作者の意図した色彩を忠実に再現し、深みと臨場感のある映像美を追求してきた。従来はプラズマや有機ELといった自発光デバイスを採用してきたが、今回は液晶パネルを使い、これまでの経験や知見を引き継いでいくという。今回のX97Cシリーズでは、それらをさらに進化させるために、BT.2020が持つ広色域の表現力を最大限に引き出すことを目指したそうだ。

 その実現に向けてSQD Mini LEDを採用したReal Color Panelを新たに開発・搭載している。SQD Mini LEDは、バックライトの青色光を高純度なR・Gの光へ変換するスーパー量子ドットシートと、高純度なR・G・Bの光を取り出す広色域カラーフィルターを組み合わせた広色域化技術という。

 これらの技術により、BT.2020のほぼ100%の広色域を実現。映像本来の豊かな色彩を忠実に再現するとともに、明るいシーンから暗いシーンまで優れた色表現力を発揮し、リアリティあふれる映像美を描き出すという。

 併せて、高輝度・広視野角シートと高輝度Mini LEDバックライトを採用することで、高い輝度と広視野角を実現。明るいリビングを含めたさまざまな視聴環境でも、コンテンツ本来の美しい映像が楽しめるだろう。

 広色域化したパネル性能を最大限に引き出すために、ヘキサクロマドライブ Ultraも搭載されている。最新パネルに最適化された3次元カラーマネジメント回路(3D-LUT)により、暗部から高輝度領域まで色を緻密に制御、広い色域を活かした正確な色再現を実現する。

 バックライトには、ミニマムルミナンスコントロールを搭載したWエリア制御Ultraが投入され、高いコントラスト性能を実現。バックライトの分割数も2025年モデルの約2倍(65インチの場合)になり、ハロー(漏れ光)を抑えながら、黒をしっかり締めることができるようになった。明るいシーンだけでなく、暗いシーンの微細な階調表現も獲得している。

 サウンドは、立体音響のドルビーアトモスのデコードに対応。イネーブルドスピーカー(2.0.2構成)を搭載した360立体音響サウンドシステムで、映像と音が一体となった高い没入感を実現している。

 さらに、Fire TVシステムを搭載しているので、テレビ放送からネット動画までシームレスに楽しめるほか、新しいユーザーインターフェイスにより観たいコンテンツへ素早くアクセス可能だ。

 75V/65V型は地震に強く倒れにくい独自の転倒防止スタンドを採用し、設置性にも配慮している。