昨日開催されたハーマンインターナショナル「HARMAN ExPLORE TOKYO 2026」で登場したこの秋の新製品。ここでは、まだまだあった注目モデルについて紹介したい。

 会場3Fはサウンドバー・スピーカーフロアーで、ここでは大画面テレビと新製品サウンドバー「CINEMA SB580MK2」の組み合わせが体験できた。

写真上側がセパレート構成の「CINEMA SB580MK2」で、下がオールインワンタイプの「CINEMA SB510MK2」

「CINEMA SB580MK2」の端子部。写真右端が新機能SorrundPlayのボタン

 そのCINEMA SB580MK2はサウンドバー本体とサブウーファーからなる3.1chシステム。サウンドバーにはL/R用に13mmツイーターを2基と、センター用の16mmツイーターを搭載、さらに45✕100mmトラック型ドライバーもL/C/R用に使われている。これに165mmワイヤレスサブウーファーを組み合わせて、映画の迫力や臨場感豊かな音場を実現している。ドルビーアトモスのデコードにも対応し、バーチャル再生ながら高さ方向の情報もきちんと再現できるそうだ。

 ここで面白いのが、CINEMA SB580MK2は本体中央近辺で折り曲げられるようになっており、梱包時はコの字型で箱に収められている。この結果、従来のJBL製ツーピース型サウンドバーは大きな段ボールが必要だったのに対し、CINEMA SB580MK2はシンプルな箱になり、運送コストも抑えられたそうだ(コンテナ積載効率が15〜20%向上)。

 この点についてハーマンインターナショナル Lifestyle Audio-Consumer マーケティング部 プロダクトマネージャー 根木健太さんは、「音質に影響がない部分で、どうやってコストを削減するかに配慮した結果、この方法が選ばれたようです」と解説してくれた。

「CINEMA SB580MK2」の本体中央側には斜めのスリットが設けられ、この部分で本体が回転する仕組みだ

梱包時には、写真のようにサウンドバーをコの字に折りたたんだ状態で収納されている

 もうひとつ、オールインワンタイプのサウンドバー、CINEMA SB510MK2もラインナップされており、こちらはL/C/R用に45✕80mmトラック形ドライバーを、低域用に70✕88mmサブウーファーを搭載した3.1ch仕様だ。サラウンドフォーマットのドルビーTrue HDにも対応済で、バーチャネル再生で臨場感のある映画サウンドが楽しめる。

 なおCINEMA SB580MK2はeARC対応HDMI端子、CINEMA SB510MK2にはARC対応HDMI端子が搭載されており、それぞれ対応テレビとつなげばビットストリーム信号をそのまま伝送してくれる。

 もうひとつ、両モデルで注目したいのが、新機能のSorrundPlayに対応したことだろう。この機能を使えば、JBL製Bluetoothスピーカー(2台)をリアスピーカーとしてアサインでき、サウンドバー・プラス・リアスピーカーのリアルサラウンドを楽しめるという。なおCINEMA SB580MK2とCINEMA SB510MK2の発売時点では、Bluetoothスピーカーの「Flip 7」がSorrundPlayに対応するそうだ。

SorrundPlayの再生イメージ

Bluetoothスピーカーの「Flip 7」をリアスピーカーにアサイン

 接続にはAURACASTを使っているそうで、まずサウンドバー背面のボタンを押すと、リアで使うBluetoothスピーカーにペアリングの確認が出る。その状態で2台のBluetoothスピーカーをL用、R用の順番でつなげばいい。なおこの機能はBluetoothスピーカーにリア用の信号を送るもので、スピーカーの位置などは識別していない。こだわる方はL/Rリアスピーカーの置き場所や距離が同じになるように気をつけた方がいいだろう。

 SorrundPlay機能を使って、CINEMA SB580MK2に2台のFlip 7をつないだ状態で、ドルビーアトモスのデモコンテンツから「LEAF」を聴かせてもらった。リア側をリアルスピーカーで再生しているので、葉っぱが回転しながら漂っている様子がつながりよく描き出されてくる。高さ情報もそれなりに表現できているので、配信などのドルビーアトモス音源を楽しむのもいいだろう。

 他にも、ランタンのようなフォルムの「Pulse 6」や、ハーマンカードンのデスクトップサイズの「ALLURE 2」といったライフスタイルを志向したBluetoothスピーカーも展示。Pulse 6はW132✕H264✕D106mmの本体に216基のLEDを搭載して、全方向から楽しめる立体的なライトショーも実現する。ALLURE 2は音楽にシンクロするアンビエントライトを搭載している。

「Pulse 6」は216基のLEDを内蔵し、様々な色の演出も行える

アンビエントライト機能を搭載した「ALLURE 2」

 4Fは音楽クリエイターフロアーとのことで、ポータブルアンプやBluetoothスピーカーが多数並んでいた。

 そのひとつ、BandBoxシリーズからは、手のひらサイズの「BandBox Solo」とポータブルタイプの「BandBox Trio」も展示されていた。どちらもJBL独自のAIが搭載され、クラウドに依存することなくボーカルや楽器のステム分解が可能。Bluetooth経由で再生した楽曲について、リアルタイムでボーカルやギターだけを消すこともできるので、歌唱や演奏の練習にも活用できる。

 また「JBL ONE」アプリからアンプシミュレーターやエフェクト、練習用ルールの設定なども行えるので、練習だけでなく作曲のサポートとしても使えるだろう。

「BandBox Solo」

 パワーアンプ内蔵のStudio Monitorシリーズはマーク3に進化する。5インチウーファーの「305P MkIII」、6.5インチウーファーの「306P MkIII」、8インチウーファーの「308P MkIII」というラインナップで、新設計のツイーターを搭載したことでより広いレンジの再生が可能になったという。入力端子はキヤノン/TRS兼用を備える。

3モデルの中で一番小型の「305P MkIII」

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