ソニーのワイヤレスヘッドホン2モデルが登場、9月18日に発売される。ミドル/エントリーモデルとして人気を集めた「WH-CH720N」「WH-CH520」の機能をさらに進化させた新ラインナップとのこと。

WH-CH730N 市場想定価格¥22,000前後(税込)
WH-CH530 市場想定価格¥7,700前後(税込)

左がノイズキャンセリング機能付きワイヤレスヘッドホン「WH-CH730N」で、右がワイヤレスヘッドホンの「WH-CH530」

 WH-CH730Nは、ノイズキャンセリング機能や30mmドライバー、360 Reality Audio対応などの基本仕様をWH-CH720Nから踏襲、さらに細かい改良を加えている。ちなみにBluetoothのコーデックはSBC、AACに加えてLC3(LEオーディオ)も使えるようになった。

 ノイズキャンセリングでは、デュアルノイズセンサーを継続搭載。左右のハウジングにフィードフォワード、フィードバックをそれぞれ1基、合計4基搭載して優れたノイズキャンセリング効果を実現したそうだ。

 また風ノイズ低減効果を追求し、WH-CH720Nからフィードフォワードマイクの位置を最適化している。この結果、風が強い環境下でもクリアーな音楽が楽しめるようになっている。

 デザインも変更し、新たに折りたたみ構造に対応した。ハウジングをヘッドバンドの内側に織り込めることで携帯性も向上する仕組みだ。同時に軽快な装着性のために、加湿成型によるシワのない滑らかなクッションを搭載した。

左からピンク、ブルー、ベージュ、ホワイト、ブラック

 もうひとつ、本体カラーがブラック、ブルー、ベージュ、ホワイト、ピンクの5色となり(WH-CH720Nは4色)、ファッションに合わせてより絵選びやすくなっている。

 イコライザー機能も進化して、これまでの5バンドから10バンドになった。これは上位モデルの「WH-1000XM6」と同一で、新たに「Game」プリセットモードも追加されている。圧縮音源で失われた高域情報を復元するDSEEは前モデルから継承している。

 バッテリー性能はノイズキャンセリング・オンで約50時間、オフで75時間と、前モデルから40〜50%アップしている。

 通話性能については、ボイスピックアップテクノロジーによるで音源分離で話者の声を抽出、さらにAI技術を活用して音を分類してノイズを低減、声と周囲の雑音を高精度に分類できるようになったそうだ。

 加えて、LEオーディオ接続時に14kHzまでのスーパーワイドバンドにも対応する。音声の帯域幅を拡張することで、より自然でクリアーな音声の再現も可能になっている。

 イヤホン、ヘッドホン難聴対策として、最大音量制限機能とセーフリスニングも搭載した。どちらも「Sound Connect」アプリから設定可能で、前者は誤った操作による音量の上げ過ぎを抑制、後者は音楽の積算音圧/リアルタイムの音圧を可視化して注意を喚起するものという。

WH-CH530は6色展開で、左からピンク、コバルト、ミント、コーラル、ホワイト、ブラック

 弟モデルのWH-CH530も基本仕様はWH-CH520を踏襲し、デザインも変更されていない。本体カラーも6色展開だが、カラーはブラック、コバルト、ミント、ホワイト、ピンク、コーラルに変更された(WH-CH520はブラック、ホワイト、ベージュ、ブルー、ピンク、イエロー)。

 バッテリー駆動時間は55時間と前モデルから5時間アップ、イコライザー機能はWH-CH730N同様に10バンドになった。「Game」プリセットモードも追加されている。DSEEも継承。

 通話性能はハンズフリー通話機能を継承し、新たにAI技術を活用したノイズサプレッション機能(通話時に周囲のノイズを抑える)が搭載されている。ヘッドホン難聴対策として、最大音量制限機能とセーフリスニングも搭載した。

「WH-CH730N」「WH-CH530」とも、充電はUSB-Cケーブルで行う。写真はWH-CH730N

 新製品説明会で、両モデルの音を確認した。それぞれをスマホとつないで、山中千尋「Tristeza」やレディー・ガガ「Born This Way」を聴く。

 WH-CH730Nではピアノの旋律がていねいに再現され、眼の前にステージが広がってくる。レディ・ガガも低域までしっかり伸び、キレの良いサウンドとして聴こえてきた。アクティブノイズキャンセリングをオン/オフしてみたが、オンにすると室内の話し声がすっと消えて、音楽に集中できる。音色が変化しないので、通勤・通学時にも活用できるだろう。

 WH-CH530は、オンイヤーでの装着感が案外快適。側圧もちょうどいい強さで、耳が痛くなることはなかった。音質ではやや情報が整理される印象はあるが、ピアノのヌケや消え際のていねいな再現のが楽しめる。「Born This Way」は声が押し出してきて、低域の迫力も増す。

 WH-CH730NとWH-CH530は、エントリーゾーンの進化モデルとのことで、音質的には従来モデルを踏襲しているようだ。もちろんそれらの音質も基本を押さえたものなので、快適に音楽を楽しめる。今回はさらにイコライザーやAIといった機能が進化したことで、より使いやすい魅力的な製品になっている。特に高品質なノイズキャンセリングヘッドホンをお探しの方は、WH-CH730Nに注目して欲しい。