AWOL Vision(エーウォル ビジョン)では、本日(8月18日)から応援購入サービスのMakuakeで、Aetherion(イーサリオン)シリーズの床置き超短焦点プロジェクターの先行予約販売を開始した。ラインナップは「Aetherion Max」と「Aetherion Pro」の2モデル。

左が弟モデルの「Aetherion Pro」、右が上位モデルの「Aetherion Max」

 AWOL Visionは2020年にアメリカで誕生した。“Bring Wonder Home.” というコンセプトを掲げ、RGBレーザープロジェクターを中心とする映像機器の開発・製造を手掛けている。超短焦点タイプの「Aetherion」(イーサリオン)と、通常の投写型モデル「Valerion」(ヴァレリオン)のというふたつのブランドを展開しており、StereoSound ONLINEでも、以前Valerion製品のインプレッションを紹介している(関連リンク参照)。

 今回登場した2モデルでは超短焦点設計を採用し、壁(スクリーン面)から15.8cm離して設置するだけで4K/100インチの大画面を投写可能。画面サイズは最小80インチ〜最大200インチまで対応している。

発表会では電動立ち上げスクリーンの前20cm強ほどに「Aetherion Max」を設置していた

 投写デバイスは0.47インチDMDで、光源にはRGBトリプルレーザー技術を採用する。さらに超大画面でも高精細な映像を実現するPixel Lock技術を搭載し、映像の輪郭に虹色のにじみが出るカラーブレイキングノイズを抑えるAnti-RBEテクノロジーも採用した(常時オン)。RGBトリプルレーザーのデバイスも最新世代となり、出力が向上したそうだ。

 プロジェクターで重要なレンズには、均一なコーティングを施したサファイアガラスを採用。反射素子の間にチタン系サーマルメシュを組み込むことで光学系を安定させ、長時間に渡ってピンボケを抑制するという。

 スマートプロジェクター機能として、Google TVも搭載済。外部入力として3系統のHDMI(1系統はeARC対応)とUSB-C(ディスプレイポート)、USB-A、3.5mmアナログAV入力なども備えているので、様々なプレーヤーをつないで映像を楽しむこともできる。2chスピーカーも内蔵し、一台で大画面映像とステレオ音声を再生できるのも便利だ。

端子部は本体右後面に搭載。HDMI入力やUSB端子、LAN端子など豊富に搭載する

 先日行われた説明会で、Aetherion Maxと、同じくAWOL Visionの超短焦点プロジェクター用電動立ち上げALR(環境光抑制)スクリーンの組み合わせを体験できた。会場は東京・新宿にあるAVAC(アバック)の視聴室で、同社はAWOL Visionの日本での販売代理店として、クラウドファンディング終了後は共同で日本ユーザーに向けた本格展開を推進していく予定という。

 YouTubeから映画『プラダを着た悪魔2』のテーマ曲、レディ・ガガ&ドーチー「RUNWAY」のMVを再生する。冒頭テロップや衣装、バックの様々な赤色について、色調やグラデーションの違いがていねいに再現される。また画面内のひとつひとつの色がクリアーなのもRGBレーザーの恩恵だろう。カラーブレイキングノイズもほぼ気にならない。

 続いてパッケージソフトを再生する。ここからサラウンドシステムとして、ストームオーディオのAVプリ&パワーアンプとホームシアターファクトリー製スピーカーによる7.2.4システムを組み合わせている。

 ブルーレイ『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』は、HDRエンハンサー/オンで再生。その恩恵もあってか、ディテイル情報もロスすることなく再現できている。微妙な色の違いもていねいに描いている印象で、アニメファンにもお薦めできるだろう。

 HDR10+収録のチェックディスク『グレート・ビュー』から「世界自然遺産 小笠原」では、HDRらしいヌケのよさ、海の透明感が際立っている。原色系の再現も得意なようだ。

 Dolby Vision収録の『トップガン マーヴェリック』は、映像メニューの「Dolby Vision Dark」を選んだ。雪山と雲などの白系の再現がていねいで、機体やヘルメットのメタル感再現もいい。ALR(環境光抑制)スクリーンの恩恵もあって、照明をわずかに残した状態でも映像に集中できた。

「Aetherion Max」「Aetherion Pro」にはリモコンや電源ケーブル、アナログ接続用のアダプターなども同梱されている

 AWO Visionの担当者氏によると、今回のAetherionシリーズは、既発売のValerion製品から信号処理チップなどが変更されたことで、より緻密な映像を再現できるようになったという(DMDパネルは同じ)。またRGBトリプルレーザーについても、パーツを選別して微調整を加えている。さらに数千タイトルの映画について検証を行い、違和感のない再現を極めたという。

 なおAetherion MaxとAetherion Proの違いは明るさ(Maxが3300 ISOルーメン、Proが2600 ISOルーメン)と本体表面の仕上げ(Maxがアルミ系、Proは樹脂系)で、内部の回路などは共通とのことだ。