ブライトーンでは、今回の「夏のヘッドフォン祭 mini 2026」では、605ルームに4つのテーブルを揃えて多くの新製品を展示していた。
ZMF headphones「Tessidera」
そのひとつが、ZMF headphonesの「Tessidera」(7月発売、¥528,000、税込)で、新設計の1μm 超薄型平面ドライバーを搭載する。35Ωインピーダンス、ZMF独自のTPE(熱可塑性エラストマー)構造+銀メッキ構成により、さまざまなアンプでも鳴らしやすい設計も特長だ。
写真左が新製品の「Ori 3.0」
ZMFからは、密閉型平面磁界駆動(プレーナー・マグネティック)ヘッドホンの「Ori 3.0」(¥440,000、税込)も展示されていた。新開発の80mmドライバーとエアフローパスの搭載により、ZMFならではの温かみのあるサウンドに加え、より広い音場とスピード感を実現している。
左からネットワークトランスポート「Super Hub」、D/Aコンバーター「Super Vox」、プリアンプ/ヘッドフォンアンプ「Super Head」
さらに新しいブランドとなるAudiobyteからは、ネットワークトランスポート「Super Hub」(8月発売、¥660,000、税込)、D/Aコンバーター「Super Vox」(8月発売、¥660,000、税込)、プリアンプ/ヘッドフォンアンプ「Super Head」(8月発売、¥660,000、税込)もずらりと並んでいた。
Super Hubはデジタル信号を入力し、リクロッキングやアップサンプリングを行って、最適化されたデジタル信号を外部DACに送り出す多機能ストリーマーで、入力はEthernet、USB Type-A/B、AES/EBU、光/同時デジタルを、出力はI2S(HDMI)と同軸デジタルを備えている。
D/AコンバーターのSuper Voxは、11.28/12.28MHzのDSDに対応する。入力端子はUSB Type-BとI2S、同軸デジタルで、出力端子はアナログ2系統(XLR、RCA)を装備。
プリアンプ/ヘッドホンアンプSuper Headはアナログ入力2系統(RCA、XLR)、出力端子アナログ入力2系統(RCA、XLR)を搭載。ヘッドホン試聴用には、4-pin XLRと4.4mmバランス、6.3mmアンバランス出力を備えている。
YBAの「YM302」
さらにYBAのストリーマーDAC「YM302」(¥770,000、税込)と、ポータブルSACDプレーヤー「Design One」(¥352,000、税込)の試聴も可能だった。
YM302はTidal Connect、Qobuz Connectに加えて、Apple Music(44.1/48kHzまで)の再生が可能。I2S(HDMI)出力やUSB-A、同軸、光、AES/EBUといったデジタル出力も備えている。アナログ音声出力はRCAとXLRバランスを搭載した。
ポータブルSACDプレーヤー「Design One」
Design OneはAKMの最新世代DAC、AK4497Sを搭載したポータブルSACDプレーヤーで、バッテリーも内蔵しているので場所を選ばずにいい音を楽しめる。4.4mmバランスとRCAアナログ出力、さらに同軸デジタル出力も備えている。
Kaiku Acousticsの「WAVE」
フィンランドの新ブランド、Kaiku AcousticsからはノイズキャンセリングBluetoothヘッドフォンの「WAVE」(8月発売、価格未定)も参考出品された。WAVEは40mmダイナミック型ドライバーを搭載したモデルで、BluetoothコーデックのaptX Lossless、aptX HD、aptX Adaptiveにも対応済み。20Hz〜20kHzの再生に対応している。
Woo Audio「W33 2nd gen.」
管球式ヘッドホンアンプを多く送り出しているニューヨークのWoo Audioからは、「W33 2nd gen.」(受注生産、¥2,700,000、税別)と、同ブランド初の半導体ヘッドホンアンプ「WA12 Zircon」(受注生産、¥2,100,000、税別)が並んでいた。
W33 2nd gen.は通常のヘッドホン(HP Mode)とトゥルーリボン型ヘッドホン用(TR Mode)の出力切り替えが可能な点が一番の特長で、TR Modeでは0.038Ωというローインピーダンスでの駆動も可能だ。
Woo Audio初のソリッドステートヘッドホンアンプ「WA12 Ziricon」
ソリッドステートヘッドホンアンプのWA12 Ziriconは、リチウムイオン電池を内蔵し、音を聴く際にはバッテリー駆動とすることで外来ノイズの混入を遮断している(フル充電で16時間の再生が可能)。リボン型、ダイナミック型、平面磁気型など、様々なヘッドホンをドライブできる。
ブルーサウンド「NODE(N132)」
PDNはヘッドホン関連イベントに積極的に出展しており、今回もブルーサウンドの「NODEICON」(市場想定価格¥220,000、税込)や「NODE(N132)」(市場想定価格¥110,000、税込)を使ってストリーミング音源を試聴できるようになっていた。
担当者氏によると、ヘッドフォン祭のお客さんの中にはまだブルーサウンドというブランドをよく知らない方もいるとかで、そういう方に認知してもらう機会にしたいと話していた。
左がエソテリック「N-05XE」で、右にはティアックの「507」シリーズが並ぶ
TEAC/ESOTERICブースでは、エソテリックの「N-05XE」(¥1,100,000、税込)や、ティアックの「507」シリーズを使った試聴も可能。来場者の中にはティアックのUSB DAC内蔵ヘッドホンアンプ/プリアンプ「UD-507」(¥327,800、税込)単体での音と、さらにヘッドホンアンプ/プリアンプの「HA-507」(¥308,000、税込)を加えた場合の音の違いを確認したいという方もいたそうだ。