フジヤエービックが開催している、最新ヘッドホン/イヤホンの展示イベント「夏のヘッドフォン祭 mini 2026」が本日、東京駅のステーションコンファレンス東京 6Fで開催された。今回は「mini」ということで6Fワンフロアーでの開催で、約45社の企業が展示を行っていた。
qdc「Dragon Ribbon」
まず605ルームの、アユートブースで今回初展示されていたのが、qdcのリケーブル「Dragon Ribbon」だった。今夏〜秋の発売予定で、予価¥120,000前後とのこと。
Dragon Ribbonは、qdcのコンセプトIEMフラッグシップシリーズ「EMPEROR」「EMPRESS」「CRAVE」専用にチューニングされたケーブルで、導線には単結晶銅と純銀の複合導体を、さらに二層の衝撃吸収構造を採用し、IEM本来の音色を精密に最適化してくれる。コネクターは4.4mmバランス端子、イヤホン側は2pinタイプとqdc仕様の2pinから選択できる。
また4.4mmコネクター部の裏側にはブルーのサファイアが埋め込まれているのも注目点。同ブランドでは過去にも金とサファイアをあしらった超高級イヤホン「Blue Dragon」を発売していたが、今回はワンポイントの装飾で、さり気なく高級感を演出している。
SENDY AUDIOの「Peacock PRO」
もうひとつ、SENDY AUDIOの「Peacock PRO」(発売時期未定、予価¥300,000前後)も今回のヘッドフォン祭が初お披露目となった製品だ。こちらは、初代の「Peacock」からアップグレードした木製エンクロージャーの開放型ヘッドホンという。
ドライバーには、PET(ポリエーテルケトン)+カーボン複合素材を採用した最新の88mm平面磁界型を搭載。素材の剛性を高めることで、弾むような低音、温かみのある中音域、クリアーで繊細かつ伸びのある高音域を実現している。
Astell&Kernの「A&ultimaSP4000T」。背面に真空管ののぞき窓も装備
その隣には、Astell&Kernの「A&ultimaSP4000T」(今夏発売予定、予価¥630,000前後)が置かれている。MILスペック準拠ヴィンテージ真空管「Raytheon JAN6418」を4基搭載し、各左右チャンネル専用の独立デュアル真空管構造を採用したポータブルDAPで、本機の音を体験しようという来場者が多く訪れていた。
フォーカルブースの「Bathys MG」。左が新色のブラック
同じく605ルームのフォーカルブースには、Bluetoothワイヤレスヘッドホン「Bathys MG」の新色としてブラックが参考出品された。Bathys MGはは、BluetoothコーデックのaptX、aptX Adaptiveにも対応し、ハイレゾ品質の再生も可能。アクティブノイズキャンセリング対応で、様々な場所で音楽に没入できるアイテムだ。USB DACモードでは最大192kHz/24ビットのハイレゾオーディオも楽しめる。
Meze Audio「ARTA」
完実電気ブースでは、Meze Audioの新世代ヘッドホン「ARTA」を展示。こちらは8〜10月頃の発売を予定しており、価格は100万円を超える見込みとのこと。初お披露目ということもあり、試聴希望者が整理券を求めて列を作っていた。
ドライバーにはRinaro Isodynamicが開発した平面磁界型ハイブリットアレイ振動板搭載の「MZ5 HQ」を採用する、後面開放型ヘッドホンだ。振動板の重さはわずか0.1gで、再生周波数帯域は3Hz〜115kHzという広大なレンジを備えている。
RMEの「ADI-2 Pro EX」
RMEブースでは、AD/DAコンバーターの最新モデル「ADI-2 Pro EX」(9月頃発売予定、オープン価格)を使った試聴も可能だった。A/Dコンバーターとして「AK5574」、D/Aコンバーター用には「AK4493」を採用し、DSD録音・再生機能も装備。さらに最大768kHzのサンプルレートに対応するオーディオ測定用AD/DAフロントエンドとしても活用できる。