塚本晋也監督の最新作『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』の公開日が9月11日(金)に決定した。あわせて、塚本監督とは『野火』以来のタッグとなったリリー・フランキー氏の出演決定と、<予告編、メインビジュアル、場面写真>が一挙解禁されている。

 1989年の『鉄男』以来、世界中の映画ファンに衝撃と熱狂を与えてきた塚本晋也監督。国際的評価を得た戦争三部作『野火』(14)、『漸、』(18)、『ほかげ』(23)に続き、加害者の視点から戦争の恐ろしい現実と拭いきれない痛みを描いた最高傑作『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』が、このたびついに完成、日本公開日が9月11日(金)に決定した。

 原作はベトナム戦争に従軍したアレン・ネルソンが、自らの戦争体験と帰還後の葛藤を綴ったノンフィクション。ネルソン氏はその体験をもとに日本全国で1200回以上の講演を行い、「ほんとうの戦争」を語り続けてきた人物でもあり、その証言をもとに塚本晋也監督が「戦争加害者の傷」というテーマに真正面から挑んだ。塚本監督が「世界がキナ臭くなっている今だからこそ、必ず作らなければならない映画」と語る本作は、ニューヨーク、ベトナム、タイ、沖縄で撮影を敢行し、“戦争加害者の傷”というテーマに真っ向から取り組んだ、これまでの戦争映画の常識をくつがえす衝撃作となっている。

 出演は、精神科医ニール・ダニエルズ役にアカデミー賞俳優ジェフリー・ラッシュ、アレン・ネルソン役にブロードウェイ俳優ロドニー・ヒックス、そして、アレンの活動をサポートする日本人・黒井役にリリー・フランキーと豪華なキャストが揃った。リリー・フランキーと塚本監督は、『盲獣vs一寸法師』で共演して以来の旧知の仲であり、2015年の衝撃作『野火』以来のタッグとなった。

リリー・フランキー氏のコメント
塚本さんの映画に参加できることは何よりも誇らしいことです。

塚本さんの作品は毎回すごくエネルギーがある。ものを作るってこういうことなんだなっていうのを痛感します。

今、この映画の存在は大きいと思うし、特にこの映画が日本で作られていることも、すごく意味があると思います。

この作品で描かれていたことが起きていたんだっていうことを、常に人は忘れてはいけない。

前作の『野火』でもそうでしたけども、このことはやっぱり50年経っても、80年経っても、誰かが伝え続けなければならない。それを作品にし続けなければいけないと思います。

映画『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』は、9月11日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開。

『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』
●2026年●日本●英語●116分●カラー●5.1ch/Dolby Atmos●ビスタサイズ●監督・脚本・撮影・編集:塚本晋也(『野火』、『斬、』、『ほかげ』)●出演:ロドニー・ヒックス ジェフリー・ラッシュ マーク・マーフィー リリー・フランキー and タチアナ・アリ●原作:「「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」 ベトナム帰還兵が語る「ほんとうの戦争」」(アレン・ネルソン著、講談社文庫刊)●参考文献:「戦場で心が壊れて 元海兵隊員の証言」(アレン・ネルソン著、新日本出版社刊)●製作:木下グループ●制作プロダクション:キノフィルムズ、CrossMedia International、J&B Entertainment、Chanh Phuong Films●配給:キノフィルムズ

©Mr. Nelson, Did You Kill People? Film Partners