新機軸の製品やサービスをいち早く市場に展開する、応援購入サイトMakuakeは、同サイトにて近年取り扱いが増えてきているオーディオビジュアル機器を実際に体験することができるプレス向けのお試し会を都内で開催した。

 ピックアップされたのは、現在プロジェクトが進行中の2件。一つは、先日プロジェクトの支援額が4億円を突破したばかりのXGIMIのスマートプロジェクター「Elfin Flip 4K」、および「Elfin Flip Laser」(~7月31日まで)。そして、先日のヘッドフォン祭でも耳目を集めていた城下工業の超薄型サブウーファー「SW-W1」(~6月31日まで)の2プロジェクト、3製品。

 Makuakeも最近は、クラファンのそもそもの意味である資金を募って製品開発を行なうものから、新製品のリサーチを兼ねた先行販売という方向へと軸足を移しており、そのためのフィードバックの体制も整えられているそうで、先行販売を通じて得たユーザーからの意見をフィードバックし、一般発売する製品の完成度を高める例も、増えてきているという。

 コロナ禍を経て、オーディオビジュアルに関するプロジェクト数はほぼ横ばいながら、(応援購入の)金額では過去最高を更新しているそうで、ある意味、コロナ禍の巣ごもり需要でさまざまなオーディオ&ビジュアル機器を堪能した層が、もう一歩上、あるいは機能性を広げたモデルに、注目しているのかもしれない。

 特にプロジェクター製品のプロジェクトは堅調といい、LGやAladdin、Valerionは5000万円を超える支援(購入)を集めているということだ。

XGIMI 「Elfin Flip 4K」「Elfin Flip Laser」

 さて、まずはそのプロジェクタープロジェクトの中から、注目のXGIMIから紹介したい。

収納時、プロジェクター部をくるんと回すと、スリムになる

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 詳細は上の記事に詳しいが、宇宙コマのようなデザインが目をひく逸品。これはスタンドにもなるし、収納時の外枠にもなるなど、機能性も考えられた造形。投写時は、プロジェクターの向きをほぼ真上からほぼ真下まで自在に調整でき、フォーカスや台形補正は自動で行なってくれるので、設置性も高められている。側面投写した際の横方向の台形歪も、オートで修正してくれる。

 光学ズーム機能も搭載しているので、設置スペースに合わせながらもより大きな画面で好みの映像コンテンツを楽しめるようになっている。実際に視聴してみると、ある程度の明るさを残したリビング風の環境下であっても、精細感や色再現のよい黒の締まった映像が堪能できた。

サイド投写時も、台形補正を自動で行なってくれる

城下工業 サブウーファー「SW-W1」

 続いては城下工業のサブウーファー「SW-W1」について紹介したい。展示では、薄型テレビと組み合わせたテレビ視聴スタイルと、デスクトップオーディオスタイルの2つのデモを聞かせてくれた。

 まずはテレビ視聴スタイルで、使用機材は、同社テレビ用アンプ「SWD-TV1」(2026年夏に一般発売開始予定)とキューブスピーカー「SW-SP3」による2.1ch構成。TVからSWD-TV1へは光デジタルケーブル接続。SWD-TV1にはサブウーファー出力(3.5mm)があるので、それをSW-W1につないでいる。SW-SP3は見た目以上にいい音を聞かせてくれるスピーカーで、2ウェイ構成で上は36kHzまでの再生が可能なこともあり、かなり繊細な高域を再現してくれる。セリフやボーカルの定位は良好で、写真のようなセッティングでは音像がすっと画面の中央に立つ感じで、なかなかに効果的。そこでSW-W1の電源を入れて音量を上げていくと、あまり目立ったドンドンサウンドではないが、スッと低音が補強されていき、充実したサウンドを奏でてくれた。もう少し音量を上げたくなるが、このぐらいのバランスが派手になりすぎないちょうどよいところなのだろう。

 SW-W1はユニットが下向きのダウンファイヤリング方式なので、後ろや左右に抜ける低音を前面に集めることができれば、もう少し音量感はアップするかもしれない。

 続いて、管球式DACアンプ「SWL-T01Plus」(今秋、一般発売予定)を使ったデスクトップオーディオで再生。SWL-T01Plusはサブウーファー出力があるので、それをSW-W1と接続する。プレーヤーがDAP(デジタル接続)ということもあり、テレビスタイルよりも厚みのあるサウンドが楽しめた(真空管の影響もあると思われる)。ボーカルの定位もよく、帯域バランスも整っている。そこで、SW-W1の電源を入れると、テレビスタイルと同様に、スッと低域が充実し、量感のあるサウンドが楽しめるようになった。と、こちらももう少し音量を上げたくなるので、将来的には2台、3台とSW-W1を組み合わせられると面白いかもしれない。蛇足すると、幅53cmのボディの置き場所には、少し苦労するかもしれない。