トップウイングは、SFPターミネーター「SFPmute」(¥8,800、税込)を5月28日に発売する。近年ネットワークオーディオでの使用が増えているSFPコネクター搭載機器をチューンナップできる新提案だ。
SFPmuteは、スイッチングハブなどの未使用SFP/SFP+ポートに挿入する、パッシブ型SFPターミネーター。ネットワークオーディオにおいて、ネットワークの空きポート対策は見過ごせないテーマとなりつつある。同社ではこれまで、未使用LANポートに挿入するLANターミネーター「LANmute」もリリース、空きポートからの外来ノイズ流入や不要な高周波的振る舞いに対策してきている。SFPmuteは、この考え方をSFP/SFP+ポートへ展開した製品とのことだ。
SFPmuteの主な特徴は以下の通り。
●未使用SFP/SFP+ポートに挿入するパッシブ型ターミネーター
●高速差動ラインに対する終端構造
●コモンモード成分に配慮したダンピング構成
●SFPケージ全体を活用するフルメタルシールド構造
SFP/SFP+ポートは、SFPモジュールを挿入することで、モジュールの金属シェルとホスト側のSFPケージが接触し、前面パネルや筐体GND/シールドGNDと組み合わさって高速信号部を覆うシールド構造が形成される仕組みという。
未使用のSFPポートはモジュールが挿入されていないため、SFPケージの前面は開口したままになっている。これは単に “何も挿さっていない” というだけではなく、本来モジュールの金属シェルによって閉じられるはずのシールド構造が、未完成のまま残っている状態とも言える。
SFPmuteは、この未使用SFP/SFP+ポートに挿入することで、SFPケージの開口部をフルメタル構造で塞いでくれる。空きSFPポートを、電気的にも機械的にもより整った状態へ近づけることを目指した製品ということだ。
そのSFPmuteでは、シールド構造が重視されている。SFPケージはもともと金属で構成されているが、未使用時には前面が開口した状態になっている。SFPmuteでは金属キャップを採用し、SFPケージと組み合わせることで、空きSFPポートを小さなシールド構造として完結させることを目指した。
パッシブ型ターミネーターにおいては、終端回路部そのものが外来ノイズの影響を受けないようにすることも重要という。SFPmuteのフルメタルシールド構造は、終端回路部を保護すると同時に、SFPポート開口部のシールド性を高める役割を担っている。
ネットワークオーディオでは、スイッチングハブ、メディアコンバーター、光アイソレーター、クロック対応スイッチなど、SFP/SFP+ポートを備えた機器が用いられる機会が増えているが、その一方で、すべてのSFPポートが常に使用されるとは限らない。SFPmuteは、こうした未使用SFP/SFP+ポートに挿入することで高速インターフェイスを終端し、シールドし、より安定した状態へ整えてくれる。