DVAS 合同会社では、アッテネーター付きヘッドホンアンプ「Model 5」を発表した。価格は¥1,320,000(税込)で、受注生産モデル。5月1日より注文を受け付け、納期は受注後2ヵ月の予定。

 同社では、「優れたオーディオ機器は、音質が良いのは当然として、それにふさわしい外観とマテリアルを有するべき」という思想の下、20年後、30年後でも色あせないオーディオ機器を目指している。これまでも光フォノアンプ「Model 1B」やヘッドホンパワーアンプ「Model 2B」、ラインプリアンプ「Model 3」といった製品をラインナップしている。

 新製品のModel 5は、XLR、RCA入力(各1系統)と、XLR 4pinと4.4mmのバランス出力、6.3mmアンバランス出力を搭載、さらにXLR、RCA各1系統のプリアンプ出力を搭載する。

 高精度な表面実装パーツを多用し、高密度実装したアンプ回路を強力な電源でサポートし、それらを強固かつミニマルなデザインのシャーシで包みこむというDVASのフィロソフィーはもちろん継承。Model 2Bとほぼ同じインスツルメンテーション構成完全差動アンプを搭載し、全段フルバランス伝送を実現している。音量調整の心臓部ともいえるアッテネーターにはModel 3と同一構成の47ステップ・シャント型抵抗アッテネーターを二連で搭載し、高音質と使い勝手を両立した。

 シャーシはアルミブロックからCNCにより削り出し加工された5面シームレス構造を採用し、高剛性で上質感のある天吊り式シャーシを実現している。さらに電力増幅段用100VAトロイダルトランスと電圧増幅段用25VAトロイダルトランスのマルチ電源トランス方式、ローカル無帰還レギュレーター、電流出力段用無帰還レギュレーターなど、これまでの機種で培ったDVAS の設計ポリシーを踏襲し、単独でのヘッドホンアンプだけでなく、プリアンプやヘッドホンパワーアンプとして、多くのシステムで活用できる仕様となっている。

 なお今週末に開催される「春のヘッドフォン祭2026」の同社ブースでModel 5の量産試作機も展示予定とのことだ。興味のある方は会場まで足を運んでいただきたい。

「Model 5」の主な特長
●インスツルメンテーションアンプ構成完全差動フルバランスアンプ搭載
●左右独立47ステップ シャント型抵抗高精度二連アッテネーター搭載
●全段機械接点レス設計
●アルミブロック削り出しシームレス筐体
●電圧増幅段用ローカル無帰還定レギュレーター、電流出力段用無帰還レギュレーター搭載
●電力増幅段用100VA、電圧増幅段用25VAのトロイダルトランスと制御系トランスの合計3トランスを搭載。整流回路は±巻き線ごとにSiCショットキーバリアダイオードをブリッジ接続し、高信頼性ケミコンと組み合わせた整流回路を搭載(制御回路は除く)
●信号系配線にジュンフロン銀メッキ銅単線を採用
●最大出力3.5W✕2(32Ω負荷)
●接続端子:アナログ入力2系統(XLR、RCA)、ヘッドホン出力3系統(XLR 4pin/4.4mm バランス、6.3mmアンバランス)、プリ出力2系統(XLR、RCA1)
●寸法/質量:W430✕H98✕D260mm(突起物含む)/11.5Kg