フォステクス カンパニー(フォスター電機株式会社)は、ブックシェルフスピーカー「GX160BJ」(¥192,500、税込、1本)を4月上旬に発売する。

 プロ用リファレンスモニターの思想を継承し、新開発チタン振動板ツイーターと独自のHR振動板ウーファーを組み合わせ、2ウェイの理想を追求して徹底チューニングしたGXシリーズの最新モデル。音楽の核心まで緻密に描き、臨場感溢れる音像が目前に広がる高忠実再生により、深い感動とリスニングの悦びを届けてくれる。

「GX160BJ」の主な特長
●チタンをリッジドーム形状で成型した新開発1インチ振動板は、最適化された形状のデフューザーと相まってクリアーで高解像度を誇る高域再生を実現。

●リッジドーム形状は、ボイスコイルからドームの頂点までの距離を一定にしないことで共振を分散。金属振動板ならではの高速レスポンスを実現しながらカラーレーションの原因となる固有共振を分散している。

●チタン振動板とボイスコイルボビンは特性の異なる二種類の接着剤で接合し、ボイスコイルの動きを正確に振動板に伝える。ボイスコイルの巻き線はショートタイプを採用し、磁気回路の磁場から外れない設計とすることで、耐入力の向上と低歪で追従性に優れた高精度な高域再生を実現。

●ボイスコイルのティンセルワイヤーには高音質と高耐久性を併せ持つ銀メッキ銀銅合金を使用。ドーム内側のキャビティには、磁気回路のポールの頂部に音響特性に優れたポリエステル製の不織布を貼って音響バランスを調整している。

●16cmウーファーには「FW168HR」を採用。HR(HP ROTATION)振動板の採用により、分割振動による特定周波数のピークを分散し固有音を排除するとともに、軽量でありながら高剛性を確保しすることで高解像度かつスピード感のある低域再生を実現。

●HR振動板とは、建築構造力学の分野で知られているHP(HYPERBOLIC PARABOLOIDAL)形状の改善を図るために、円周方向に回転を加えたもの。この形状は内部応力として剪断力のみ働き、曲げ応力が働かないため、軽量で高剛性が得られるとともに、分割振動による共振を分散する優れた特性の振動板を実現する。同社のプロ用モニタースピーカーのウーファーにも採用されている。

●振動板材料は、木材パルプと非木材パルプを最適な比率で組み合わせたベース材と超高弾性カーボンファイバーやPBO、セルガイヤパルプなど高機能材によるハイブリッド構成で最適化し抄造。ウーファーの振動板として理想的な剛性と内部損失を備え、金属系振動板に迫る伝播速度を実現している。

●磁気回路は、振動系の振幅を安定させるため、よりフォースファクターの変化が少ない設計。微小信号入力時から大入力時まで変化の少ないリニアな追従性を確保し歪の発生を抑制するとともに、ポールピースに銅キャップを配置することで電流歪も低減している。

●エッジはUDRタンジェンシャル形状(Up/Down Roll Tangential edge)を採用。アップロールとダウンロールをタンジェンシャル面で結合した構造となる。HR振動板と共にフォステクスのプロ用モニタースピーカーのウーファーに採用されている。

●エンクロージャーは国内生産され、自然な振動減衰とほどよい響きを持つMDFを基に、表面をオレフィン系シートで化粧仕上げした積層合板材を貼り合わせている。ユニットを支えるバッフル板には厚さ20.5㎜、天地左右側板には17.5㎜を使用して適度な剛性を確保しつつ響きと余韻を揃えた。

「GX160BJ」の主なスペック

●型式:2ウェイ2スピーカー、バスレフ型
●使用ユニット:16cmウーファー、25mmドーム型ツイーター
●再生周波数帯域:45Hz〜42kHz(-10dB)
●出力音圧レベル:85dB/W/m
●インピーダンス:8Ω
●最大許容入力:100W(最大)
●クロスオーバー周波数:1,500Hz
●寸法/質量:W250✕H368✕D339mm/10.8kg(グリル含む)