東急レクリエーションは、109シネマズ川崎 シアター1に、没入体験を実現する3面ワイドビューシアター「SCREENX」の最新スペック版を導入、本日(3月6日)から運用をスタートしている。
SCREENXは客席中央のスクリーンの両サイドにサブスクリーンを設置し、そこにSCREENX用の拡張映像を投写することで、視野角270度のディープな映画体験が可能な3面ワイドビューシアターだ。さらに今回は、109シネマズオリジナル規格のプレミアムピュアサウンドシステム「SAION(サイオン)」も組み合わせ、日本初の「SCREENX|SAION」映画上映システムを構築している。
109シネマズ川崎 シアター1。ほぼ視野いっぱいにスクリーンが広がっている。
左右の壁面もほとんどスクリーンで覆われている
先日開催された説明会で、109シネマズ川崎 シアター1を拝見してきた。まず驚いたのが、サブスクリーンの大きさだ。以前取材したSCREENX上映館では両側の壁面半分くらいまでサブスクリーンが設置されていたように覚えているが、109シネマズ川崎ではほぼ全体、13列ある客席の11列目あたりまでサブスクリーンで覆われている。
しかもそのすべてがちゃんとスクリーン生地で覆われているので(これまでは白い壁面に投写する場合もあった)、より明るい映像として体験できるようになったそうだ。ちなみにスクリーン生地は正面がホワイト(シルバー)系で、左右のサブスクリーンはグレー系だった。
リア側には「SCREENX」と「SAION」の文字を誇らしげにディスプレイ
左が中央スクリーンで、右がサブスクリーン。どちらもサウンドタイプだが、素材(色)が異なる
サブスクリーンに映像を投写するプロジェクターは天井に2機取り付けられているが、こちらにも4K解像度を備えたモデルが使われているそうで、このあたりも従来のSCREENXとの違いになるようだ。なお拡張映像にはいくつかのサイズがあり、どれを上映するかは作品や劇場によって異るそうだ。しかし109シネマズ川崎のシアター1では最大サイズまで対応しているとのことだ。
さて今回、「SCREENX|SAION 導入記念『ウィキッド 永遠の約束』特別試写会」にも参加させてもらった。ちなみに本作は、オープニング作品として3月6日から上映がスタートしている。
作品の説明は必要ないだろう。小説『オズの魔法使い』に登場する魔女たちの物語を描いた大ヒットブロードウェイミュージカル『ウィキッド』を実写映画化した作品の続編だ。
サブスクリーンに映像を投写するプロジェクターも4Kタイプを採用
109シネマズ川崎(川崎市幸区堀川町72−1 ラゾーナ川崎プラザ 5F)
本作はシネスコ画角(2.39:1)の作品とのことで、正面のスクリーンに横長映像が、サブスクリーンにもそのサイズに準じた拡張映像が映し出されている。拡張映像は本編に関連しているのでその点では違和感もない。視野いっぱいを映像で包まれると、確かに作品世界に入り込んでいるようなイリュージョンを感じることができる(オーディオビジュアルファン的には、中央とサブスクリーンで色味が若干異なっているのが気にはなったけど)。
サウンドはSAIONらしく、セリフの明瞭さや細かい効果音まで聞き取りやすい。今回は中央からオフセットした席で視聴したのでサラウンドの移動感等についての判断は控えるが、クライマックスで音が客席全体を包み込むような歌唱シーンでは、SCREENXの映像と相まって高い没入感が楽しめた。
近年はドルビーシネマやIMAX、4DXなど劇場ならではの映画体験を楽しめる上映システムの人気が高い。「SCREENX |SAION」はその最新の提案として注目を集めるだろう。