ユキムは、AIRPULSE(エアパルス)のアクティブスピーカー「A60」(市場想定価格¥88,000、税込、ペア)を3月初旬に発売する。

 エアパルスが満を持して投入する最新のハイレゾ対応アクティブ・スピーカーで、設計はアビー・ロード・スタジオに導入された「AE-1」でも有名なフィル・ジョーンズ氏によるもの。プロ用ニアフィールド・モニターの製作で培ったノウハウが随所に反映されている。その特長は以下の通り。

左が平面ダイアフラム・ネオジムツイーターで、右が3.5インチ・アルミニウム合金コーン型ウーファー

●平面ダイアフラム・ネオジムツイーター(Planar Diaphragm Neodymium Tweeter)を搭載。平面ダイアフラム上にボイスコイルがプリントされているツイーターで、駆動力が振動板に直接作用するため出力遅延がなく、優れた過渡応答を実現している。ドーム型ツイーターのように振動板の先端と末端間の時間遅延による位相歪みがなく、高感度で精緻な音質が特長という。

●ウーファーは、3.5インチ・アルミニウム合金コーン振動板を大型フェライト・マグネットと30mm径の大口径ボイスコイルで駆動するという上級機同様の仕様を採用。ドライバーユニットは強固なアルミ・ダイキャスト・シャーシにマウントされ、不要共振を抑えてハイスピードなレスポンスを実現している。

●テキサス・インスツルメントのTAS5754 Class-D アンプを2 個搭載。最大192kHzの入力信号をサポートし、サンプルレートを変更せずにデジタル処理を実行できることで、高いS/Nと低歪みを獲得した。従来のClass-Dアンプ 384kHzの2倍にあたる768kHz出力PMWキャリア周波数というスペックは、フラットパネル型ツイーターの駆動に適している。

 それぞれの TAS5754は、ウーファーとツイーター専用にブリッジモードで接続され、TI製TLV320AIC3254デジタル処理コア(プログラマブルミニDSP搭載超低消費電力ステレオ・オーディオ・コーデック)を2基使用して、エレクトロニック(電子)クロスオーバー、スピーカー補正、ダイナミックレンジ管理の機能を実現し、スピーカーシステムの性能を最大限に引き出している。

●ふたつのアナログ入力端子(RCA、3.5mmピンジャック)を搭載。高性能なTI製PCM9211 A/Dコンバーターを介してデジタルシステムに入力され、損失のない高品質な入力信号を保証している。

●TOS光インターフェイスは、TI製PCM9211デジタル・インターフェイス・フロントエンドを採用し、最大216kHzの入力信号サンプリングレートに対応している。USB 2.0インターフェイスはハイレゾ再生を実現するため、Savitech製のUSBデコーダチップを採用した。Bluetoothは、クアルコムのQCC3031 Bluetooth V5.1モジュールを採用し、コーデックはapt-X HDをサポート。

●エンクロージャーは15mm厚の高強度MDF製で、箱鳴きのない高い剛性を確保。キャビネット内壁には、18mm厚のプロ仕様の波状吸音フォーム材を施し定在波や共振ノイズを低減している。

「A60」の主なスペック

●型式:DAC内蔵アクティブ・スピーカー
●使用ユニット:平面ダイアフラム・ネオジムツイーター、90mアルミニウム・コーン型ウーファー
●アンプ部:Class D デジタルアンプ
●アンプパワー:30W×2(ウーファー)、10W×2(ツイーター)
●接続端子:デジタル入力2系統(USB Type-C、光)、アナログ入力2系統(RCA、3.5mmピンジャック)、サブウーファー出力(RCA)
●周波数特性:65Hz〜20kHz
●寸法/質量:W126×D216×H223mm/2.7kg
※付属品:リモコン、電源ケーブル、左右スピーカー接続ケーブル、USB-A→USB-Cケーブル、3.5mmピン→3.5mmピンケーブル、光ケーブル、RCAケーブル、ウレタン製アングルベース