フジヤエービック主催の、イヤホン・ヘッドホン・各種ポータブル機器の一大展示会イベント「冬のヘッドフォン祭mini 2026」が、2月7日(土)、恒例の「ステーションカンファレンス東京」で開催された。今回は1フロア(6F)開催の「mini」となり、「ちょっとマニアックな出展」が多いものの、先の各種オーディオイベントに続いて今回も、各社から注目の新製品が数多く出展されていた。ここではニュース制作スタッフが気になった製品を紹介していきます(Webマーケティング)。
まずは、イメージポスターに新型ヘッドホンが採用されたfinalブースから。その期待の新製品の型番は「DX10000CL」であり、同社ヘッドホンDXシリーズの最新作。型番から分かるように密閉型であると同時に、有線イヤホンのフラッグシップ「A10000」と同じくダイヤモンド振動板を搭載しているのが特徴。径は40mmという。試作機は展示の1台しかないらしく、その1台を使って来場者に試聴機会(事前予約制)を提供していた。ちなみに、「A10000」には限定生産の金モデル「A10000 Collection’s Edition」が存在したが、展示モデルはその金色仕様になるそうで(おそらく限定数の販売とか)、これとは別に通常カラーモデルがラインナップされるという。発売は未定だが、次のヘッドフォン祭の頃には……とのこと。価格は100万円は超えるそう。
さて音質は、A10000の特徴を備えたヘッドホンという印象で、空間はより大きく、クリアで繊細、歪みの少なさによって音の向こうに静寂な空間が広がっているような感覚が味わえるもの。ドライバーが大きくなったことによる音の余裕を存分に感じられるようになっていた。余談だが、他のブースでfinalの他の型番のヘッドホンを聞いたら、ノイズっぽい感覚が耳についたので、それだけDX10000CLの静寂性が高かったのだろう、と思った次第。
隣の604ではIida Pianoがブースを展開。展示用の什器(?)も用意され、前回よりもデザインされていた。注目は、日本初上陸というポーランドのオーディオメーカーPMG AudioのIEM「Apx ME(METAL EDITION)」。筐体はそれほど大きくはないが、この中に12基のドライバーを内蔵し、8Wayの構成という。世界限定200台の生産になるそうで、国内では春ごろに受注を受けるそう(受注生産)。現地では6000ユーロということなので、112万円ほどか。
隣の605では18社がブースを構えていた。中でも注目は、ヘッドフォン祭に合わせて新製品・参考展示を多数用意していたアユート。Astell&Kernのポータブルオーディオプレーヤー「A&ultima SP4000」のラインナップとなる銅仕様「A&ultima SP4000 Copper」が参考展示されていた。月内の発売を想定しているそうで、予価はベースモデルの+10万円となる73万円前後という。サウンドは、ベースモデルに対して高域の繊細さが増しているように感じた。
近年人気のポータブルDACアンプについても、「AK HC5」が参考展示されていた。予価85000円前後とか。
intimeでは、クラファンで人気を博したリケーブルタイプのDACアンプ「nomaDAC」2種類が展示されていた。USB-C端子とイヤホンコネクター(MMCX、カスタム2ピン、Pentaconnの3種類を用意)という、今様の仕様。シルバーコート(白い方)の人気が高かったそうで、発売は春ごろ。2本セットで30000円ぐらいになるそう。
また、フラッグシップモデルのプロトタイプも順調に開発やチューニングが進んでいるそう。価格は10万円は切るという。
▲フラッグシップモデルのプロトタイプ。製品版は左のガンメタカラーになるそう
finalは604フロアにもブースを展開。こちらは、2月6日に発売されたばかりのヘッドホン「DX4000CL」をメインに、その兄弟機「DX3000CL」、有線イヤホンの「A2000」、「A10000」などを展示・試聴提供していた。