アニメ映画『この本を盗む者は』(2025年12月26日公開)の大ヒット記念舞台挨拶が1月10日(土)、新宿のバルト9で行なわれ、今回初めて声優に挑戦した主演の片岡凜、同じく共演の田牧そら、そして声優の上田麗奈(原田夏芽 役)と高橋李依(春田栞 役)らが登壇した。
先月27日の公開記念の舞台挨拶以来の登壇となった片岡は、「たくさんの方が映画を観て下さって、本当にうれしい気持ちでいっぱいです」と笑顔で挨拶。劇場で入場特典として配布されるグッズに夢中になっているそうで、「今は第2弾が出ているんですよ。どうしてもそれが欲しくて、頑張って集めているところです」と愛らしく語っていた。
同じく、声優初挑戦となった田牧は、「まだドキドキしてますね」と初々しいコメント。「素敵な映画なので、たくさんの方に観ていただきたいという気持ちはありますけど、一方で、どう受け取ってもらえるんだろうっていう不安もあって、まだ緊張しています」と正直な気持ちを口にしていた。
司会から、公開後に反響はありましたか? と聞かれると、「(事務所の)マネージャーと社長がすごく褒めてくれたので、すごくうれしかったです」(片岡)、「家族や知り合い、友達がたくさん観てくれて、すごく面白かったよとか、感動して泣いちゃったっていう感想を話してくれて、すごくうれしかったですね」と、大きな笑顔で話していた。
また、片岡については、終盤、御倉たまきとのバトルシーンの収録の感想を聞かれると、「収録中はもう、どうたまきに勝つかっていうことを一番に考えていて、とにかく負けたくないっていう思いで、声がガラガラになるまで頑張って収録していました」と、当時を振り返っていた。続けて、そのシーンでの(演じた)深冬の感情の作り方に話が及ぶと、「監督からのご指示もあって、怒りのパーセンテージがどんどん上がっていくように、毎回セリフ(で怒り方の度合い)が違って聞こえるようにっていうことを、すごく工夫していました。“違う”っていうセリフは何回も出てくるので、聞くたびに(怒りの)ニュアンスが変わって聞こえるようにということは、意識していました」と収録の苦労・工夫について語っていた。
収録の話の流れで、定番の(田牧との)壁ドン、手つなぎエピソードへ話が及ぶと、今回も声優の二人(上田・高橋)は大盛り上がり。どうやって? どこのシーン? いま初めて(そのエピソードを知って)もう一回観たくなりました、と片岡、田牧を質問攻めにしていた。
そんな二人(上田・高橋)は、田牧演じる真白に魅了され、“推し真白”に夢中になっているそうで、“家で髪を拭いてもらっているところとか、ブクブクしているところは、すごく愛おしい”と絶賛していた。田牧は、「(収録に)苦戦していたところなので、そう言っていただけてとってもうれしいです」と喜んでいた。
さて、中盤には物語にかけて、片岡・田牧の二人に“呪いをかけてでも守りたいものは?”というお題での質問が出題されたが、どちらも答えは(前回から)ブレず(笑)、片岡は「私のパパです。もうニコイチなので、何としても守りたいです」。一方の田牧も、「美味しいものが食べられる体は絶対に守りたいです」と、前回同様に食いしん坊ぶりというか、ある意味天然なところを発揮。聞けば、年始に食べ過ぎで体調を崩し、食事が摂れなくなったそうで、「食べたいのに食べられないのが辛かったです。だから、絶対に健康な体は守りたいです」と、力強く宣言していた。
続けて、深冬にとっての真白のように、大事にしているものは? という質問が出されると、片岡は「幼い頃からずっと大事にしているペンギンのペンちゃんです。(ぬぐるみ?)私にとっては本物のペンギンです」と語り、ある意味司会を困惑させていた。一方の田牧は、「ダンゴ虫」と語り、会場をざわつかせていた(笑)。よく連れて帰って(笑)、親に叱られていたそう。「すごく好きだったんですよ」と天然な面を全開にしていた。
最後にはそれぞれ、一言挨拶を以て終了となった。
片岡 本当に、本日はお越しくださってありがとうございます。この物語を通して感じたことを、友達とか家族とか、大切な方にシェアしていただきたいです。そして、1回と言わず2回でも3回でもたくさん観ていただきたいです。その分グッズも増えるので(笑)、お願いします。
田牧 今日はお越しいただいてありがとうございます。この作品は本当に心が温まると思うので、たくさん観ていただきたいですし、さらに原作を読んでいただいたりすると、また違った楽しみ方もあると思うので、ぜひ何度でもご覧になってください。よろしくお願いします。
上田 この作品を通して、物語に触れる楽しさや、物語への好きな気持ちって大事にしていいんだなって思えて、帰って本が読みたい! と思わされました。この作品の中にもいろいろな物語が登場して、物語が増えれば増えるほど、次はどんな物語なんだろうってワクワクしていきます。それが本当に本を読んでいるかのような体験で、ぜひ皆さんに何度もこの体験を味わっていただいて、この作品を愛していただけたら嬉しいなと思います。
高橋 皆さんがこの映画を観て、どのシーンにグッときたのかとか、どういったメッセージを受け取ったのかっていうところが、本当にきっと一人一人、それこそ本を読んだ感想のように違うのだろうと思っています。ぜひ、そのご自身の中で芽生えた気持ちを大切にしていただいて、本に触れることや、こういう関係性に注目する、このジャンルの本を読みたくなった。そういったことに気づける、そんな映画になっていたら素敵だなって思っています。今日はお集まりいただき本当にありがとうございました。
映画『この本を盗む者は』
2025年12月26日(金)より 全国公開中
原作:深緑野分「この本を盗む者は」(角川文庫/KADOKAWA刊)
監督・絵コンテ・脚本:福岡大生
配給:角川ANIMATION
(C)2025深緑野分/KADOKAWA/「この本を盗む者は」製作委員会
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