フジヤエービックでは、去る12月20日に、東京・中野駅近くの「NAKANO HAKO」で合同試聴会を開催した。ブライトーン、エム・ティ・アイ、タイムロード、ヤマハミュージックジャパン、須山歯研、ミミソラといったブランド/商社が出展し、様々なアイテムを体験できるイベントとなっていた。今回その様子を拝見してきたので、会場の様子を紹介する。

 NAKANO HAKOはJR中野駅直結のコワーキングスペースで、半個室スペースでの作業はもちろん、打ち合わせやテレビ会議等でも使える空間だ。今回はここのコミュニティボックス-C(広さ72平方メートル)にテーブルを並べ、落ち着いた環境で試聴ができるようになっていた。

タイムロード

タイムロードでは、Erzetich(エルゼティッチ)のヘッドホンを展示し、その音を確認できるようになっていた。中でもフラッグシップモデルの「Charybdis」は、プロの間でも人気が高いとかで、レイクピープルのヘッドホンアンプ「Niimbus US5 Pro」と組み合わせた音に聞き入っている来場者も見かけられた

コードのD/Aコンバーター「DAVE」やヘッドホンアンプの「ALTO」、バイオレクトリックのヘッドホンアンプ「HPA V324」といったハイエンドモデルも並んでおり、エルゼティッチのヘッドホンでそれぞれのサウンドを確認可能だった

ブライトーン

ブライトーンでは、昨日発売されて大好評のエバーソロのストリーミングトランスポート「T8」とD/Aコンバーター「DAC-Z10」を並べ、IIS接続での音を確認できるようになっていた。ヘッドホンにはZMFの「Caldera Open」「Caldera Closed」「Verite Open」「Atrium Closed」が並んでいた

新ブランドLuxsin(ラグサイン)のヘッドホンアンプ「X9」とエバーソロのミュージックストリーマー「DMP-A10」という組み合わせも試聴可能

ヤマハミュージックジャパン

ヤマハミュージックジャパンでは、「HA-L7A」「HA-3000A」という2台のヘッドホンアンプを展示、持参したDAPやアナログレコードを使ってそれぞれの違いを確認できた。HA-3000Aをゆっくり聴ける機会はほぼなかったとのことで、気になっていたファンもいたようだ

ヘッドホンは平面磁界型の「YH-5000SE」「YH-4000」、密閉型の「YH-C3000」が並び、こちらもそれぞれの音の違いを体験できるようになっていた

ミミソラ

ミミソラのコーナーには、aune audioのヘッドホン「AR9000」(プロトタイプ)とヘッドホンアンプ「N7」なども並び、それぞれの音も確認できた。AR9000はこれまで「ヘッドホン祭」などで展示されていたものからバージョンアップ(最新のソースに合わせてチューニング)されているそうで、今回の来場者のインプレッションなどを踏まえて製品版の仕上げを進める予定とのこと

SeeAudioの「Mobius」はダイナミックドライバー1基とBAドライバーを9基、静電ドライバー4基を搭載した超ハイエンドイヤホン。こちらの音もゆっくり座って聴ける機会は本当に貴重でした

須山歯研

須山歯研は、2026年初旬リリース予定のヘッドホンFitEar「Origin-1」や、同じく2026年初旬リリース予定の業務用モデル「Pro Audio Monitor-1 SR」、さらに参考出品の「Pro Audio Monitor-1 MH」を並べて、その音を体験できるようになっていた。Origin-1はMonitor-1 SRをベースに開発されたモデルで、同社の技術が盛り込まれたアイテムとのことだ

DECアンビエントフィルターを搭載した新型ユニバーサルモデル「Lilior」は、2026年春頃のリリース予定。ハイブリッド10ドライバー構成採用したモデルだ

エム・ティ・アイ

NUARLのイヤホン新製品「NX1 C2(NX1 Chapter2)」は、アルミニウム筐体を採用したモデル。10mmカーボンナノチューブ複合振動板フルレンジドライバーを搭載したピュアオーディオ用モデルとのことで、こちらもじっくり試聴しようというファンが多かったようだ

Nobunaga Labsのリケーブル「CERES-Omega-EL」「Gilgames-Omega」「ECLIPSE」なども準備され、気になるケーブルを選んで体験可能だった