オーディオテクニカから、今年のミラノデザインウィークで初公開された、音と光で空間に彩りをもたらすターンテーブル「Hotaru(AT-FTT)」が、発売開始般された。全世界1000台限定。価格は、¥1,650,000(税込)。

 同社では、2022年の創業60周年を機にブランドメッセージ「もっと、アナログになっていく。」を掲げ、アナログの新たな可能性を追求してきており、新しいアナログ体験を創出するプログラムとして「analog ~ naturally」を2025年3月に始動。音楽と光が融合した、空間に彩りをもたらすターンテーブルHotaruをその一環として開発した。

 同製品は本年、世界最大級のデザインイベントであるミラノデザインウィークで初披露され、世界的デザイン賞「A’ Design Award」において最高峰のプラチナ賞を受賞。さらに、米国ニューヨークでは、Hotaruがもたらす音と光の体験を「茶道」のコンセプトと融合させた没入型サウンドインスタレーション「Garden of Temporal Traces」を開催し、大きな注目を集めたそうだ。

 Hotaruは、多彩なLED、ターンテーブルとスピーカーを一体化した世界でも類を見ないオールインワンモデル。磁気反発による浮遊構造を採用することで、スピーカーや外部からの振動が再生音に与える影響を抑え、繊細な音のニュアンスまで忠実に再現するようになっている。さらに、筐体内部の設計を工夫し、限られたサイズの中で最大限のスピーカー容量を確保することで、煌びやかな中高音域と深みのある低音域を両立し、力強いサウンドも実現しているという。レコードに針を置いた瞬間に広がる、音と光が織りなす幻想的な空間。浮遊するレコードと揺らめくライティングが、音楽と戯れるような特別な時間を演出し、ただ一度きりの情景を描き出すようになる。

Hotaruの主な特徴
・磁気反発による浮遊構造:磁力でターンテーブルを浮かせる革新的なデザインを採用
・オールインワン構造:ターンテーブル、アンプ、スピーカーを一体化したシンプルなレコードプレーヤー
・音楽と連動する照明:20色のカラーパレットと、常時点灯のベーシックモード・滑らかに光が移ろうグラデーションモード・音の波を光として捉えるリンクモードの3種を搭載
・高性能トーンアームと特別仕様カートリッジ:カーボンファイバー製ストレートトーンアームとブラックボディ特別仕様の「AT-VM740xML」を搭載し、MM/MCカートリッジへの交換も可能
・素材へのこだわり:アクリル、アルミニウム製スピーカーボディ、真鍮製脚部を使用した高品質な仕上げ
・高音質と美しいデザインを両立するサブプラッター方式:モーター振動の伝播を抑え、クリアな音質を実現