パナソニックの全自動ディーガは、「録る」という行為を超えて、日常生活そのものを変えてしまう存在だ。フラグシップモデル「DMR-4X1003」は、10Tバイトの大容量と進化した操作性で、“録る文化”の新たなステージを切り拓く。
全自動ディーガがもたらす、新しいテレビライフ
一度体験してしまうと、それがない生活・日常は考えられない。パナソニックの“全自動ディーガ”のことである。番組の見逃しを防ぎ、新たな気付きを与えてくれるマシン。DMR-4X1003(以下4X1003)はそんなレコーダーだ。
私は歴代の全自動ディーガを何台か使ってきた。十二分にその恩恵にあずかっている一人である。友人と会食している時、テレビ番組の話題になり、その番組を見逃してしまったことに思わず地団駄を踏んだが、そうだ我が家には全自動ディーガがあるじゃないかと気付き、帰宅してチェックしたことも数多い。
ブルーレイディスクレコーダー
4Kチューナー内蔵 全自動ディーガ
DMR-4X1003
● 全自動録画日数:ハイビジョン放送 最大8ch×約28日間+4K放送 最大1ch×約13日間またはハイビジョン放送 最大2ch×約13日間
● チューナー:11(BS4K/110度CS4K/地上/BS/110度CS ×2、地上/BS/110度CS ×4、地上デジタル専用×5)※全自動録画専用×8、全自動録画・通常録画切換×2、通常録画専用×1
● ラインナップ:4Kチューナー内蔵全自動ディーガ[DMR-4X1003/DMR-4X403]
● URL:https://panasonic.jp/diga
ネット動画世代にも馴染む、新UIと操作性の進化
そして今、この記事を書くにあたり、4X1003を借用して取材しているところだ。4X1003は10TバイトのHDDを内蔵したレコーダー。このたっぷりの容量を全録用と保存用に切り分けて使えることは従来通りだが、大きく変わったのは操作性、UI(ユーザーインターフェイス)である。サムネイルを配置した画面は、まるでネット動画サービスのようなメニュー画面で、これならば全録レコーダーを使うのが初めての人にもフレンドリーな印象を与えることだろう。動画配信サービスに慣れたユーザーならば、まったく違和感なくスムーズに操作できるはずだ。
従来は単に文字情報(リスト表示)だけのテキストベースだったものが、サムネイル表示となり、見たい番組がすぐに探せるのがありがたい。
また、番組表のいわゆる「ラテ欄」に馴染みのない人にとっても、こうした見せ方は親しみやすく、何しろ探しやすそうである。ジャンルごとのリコメンドも親切だし、検索にもすぐに入っていける。
“推し活”時代にこそ活きる、全録レコーダーの真価
昨今いわれる「推し活」こそ、4X1003が最大限に活かせるフィールドだ。インターネットの見逃し配信などを使えば、放送後に番組をチェックすることができる。しかし、それがいつまで見られるかはわからない。往々にして期間が過ぎれば(少なくとも無料では)配信は終わる。気づいた時には遅かったということも十分あり得るのだ。
しかし、全録してあれば(なおかつ保存領域に保存しておけば)、いつでも後から視聴することが可能。それをブルーレイ等のメディアに焼いておけば、永久保存盤の一丁上がりだ。
録画コンテンツを自分好みに“育てる”、パーソナライズ機能の魅力
4X1003はよく見る番組・ジャンルを選択して自分好みにカスタマイズできる機能も充実している。人名などの単語登録だけでなく、「お気に入り」や「よく見る番組」「録画数ランキング」というように、表示コンテンツをパーソナライズできるのである。そうしたプロフィール登録が最大6名まで可能。家族それぞれにお気に入り枠が6つあるわけで、お父さんの嗜好や子どもの趣味など、自分が求めていないコンテンツをいちいち表示しないようにできるのは、タイムパフォーマンスという点でも優位だ。
私の推し活のひとつが、「横浜DeNAベイスターズ」なのだが、今回の取材期間中、セ・リーグのクライマックスシリーズの時期とも重なったことで、多くのコンテンツを見逃さずに視聴することができた。「DeNA」と「ベイスターズ」を登録しておいたおかげだ。しかも見やすいホーム画面にこれまでの全自動ディーガとの違いを実感して、ちょっと感激した次第だ。
大きな画面でじっくり見ながら、残すシーンを厳選できるチャプター位置やワイプに映った推しの表情もよく見える、全画面表示の編集画面。朝のワイドショーを編集する際は、時計表示も隠れず、推しの出演時間帯をストレスなく探せます。
編集画面の改良で、“推しシーン”が切り取りやすく
一方で、番組編集時のUIも細かな改善が加えられた。画面表示の拡大により、朝のワイドショーなど画面左上に表示される時刻や見出し(情報)がよく見えるようになったのだ。従来は番組タイトルなどで隠れてしまっていた情報が、しっかり見えるようになったことで、“推し”の出演時間帯をストレスなく探せるようになり、シーンの切り出しもしやすくなったのはありがたい。
ネット動画のように番組をサムネイル表示、直感的に気になる番組が探せます。
見慣れた番組表形式で録画した番組を一覧表示、過去の番組表を見る感覚で見たい番組が選べます。
“録る文化”から“所有する喜び”へ! レコーダーの新しい立ち位置
ビデオレコーダーの登場で、テレビ番組はリアルタイムで楽しまなくてもいいものになって久しい。録画文化とともに変化した視聴スタイルだが、配信やストリーミングが一般化した昨今、レコーダーの役割と立ち位置も変わりつつある。これからは、お気に入りや「推し」へ迷わずアクセスし、手元に所有できることが醍醐味になるように思う。
私が考えるこの先のキーワードは『推し活には全録』だ。この価値観を体現する全自動ディーガ4X1003は、そうした意味でも貴重な存在なのである。
提供 : パナソニック