「秋のヘッドフォン祭2025」の503A号室にはオーディオテクニカが複数の体験ブースを準備、オープン型ヘッドホン「ATH-ADX7000」(公式オンラインストア価格¥558,800、税込)を試聴できるようになっていた。

 ATH-ADX7000は「秋のヘッドフォン祭2025」の前日(10月31日)に発売されたばかりで、同社独自の「トゥルーオープンエアーオーディオ」を具現化した開放型の最高峰モデルだ。バッフル一体型の58mmドライバーや無方向性電磁鋼板磁気回路、空芯ボイスコイルといった音質のための様々な配慮も盛り込まれている。

 会場ではアナログレコードやハイレゾファイルを試聴できるブースが準備され、整理券を受け取る際に選べるようになっていたが、かなり早い段階で予約もいっぱいになっており、ATH-ADX7000の注目度の高さがうかがえた。

アナログレコードも試聴できるブースには、アクリルシャーシを採用した最上級ターンテーブル「AT-LPA2」も設置され、ハイエンド機器との組み合わせた音を確認できた

ブースの入口には「ATH-ADX7000」のパーツも展示されていた

 また501A号室には様々な輸入商社がブースを並べ、多種多様なアイテムを体験できるようになっていた。

 ゼンハイザーではハイレゾ伝送に対応したワイヤレスヘッドホン「HDB 630」(¥95,700、税込)も展示。同ブランド「HD」シリーズのクォリティを受け継ぎながらBluetooth再生の手軽さも楽しめる製品として注目を集めていた。

「HDB 630」はBluetoothコーデックのaptX Adaptiveに対応した送信用ドングル(USB Type-Cコネクター)が付属し、ハイレゾ伝送での音質を楽しめる

 ブライトーンは、ZMFの開放型ヘッドホン「Bokeh Open」や密閉モデルをエバーソロのネットワークプレーヤーと組み合わせて試聴できるようになっていた。それらには昨日発表されたばかりのプレミアムストラップ「B.B.B Strap」も取り付けられており、その快適さも体験できただろう。

 もうひとつの注目は、新ブランドLuxsinのヘッドホンアンプ「X9」だった。4.4mm、XLR、6.35mmのヘッドホン出力に加え、XLR/RCAのライン出力、サブウーファー出力も備え、単体DACとしても使用可能だ。

ZMFブランドのヘッドホンがずらりと並ぶ

Luxsinは、ネットワークオーディオ愛好家の間でも人気の高いEVERSOLOの姉妹ブランドとのこと