10月17日から19日までの期間、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催された「2025東京インターナショナルオーディオショウ」の模様をお届けする。今年で42回目を迎える恒例のオーディオイベント「2025東京インターナショナルオーシオショウ」には、全33社が出展、海外・国内あわせて200を超えるブランドの機器が各ブースに並び、アナログレコードやストリーミング音楽の魅力をじっくり楽しめる内容になっていた。その中から、気になったブースで製品の取材をしてきたので、その製品を紹介しよう。

G701 ディーアンドエムホールディングス(DENON)

 ディーアンドエムホールディングス(DENON)のホームシアターブースでは、DENONとmarantzのフラグシップモデルが一堂に並んだ。イベントでは、DENON製品の過去製品との比較試聴やmarantzのAVアンプ4モデルの一斉試聴が行なわれていた。

 ブース内の様子。スピーカー/サブウーファーは全てBowers&Wilkinsの製品が並ぶ。写真は、フロント左右に「802 D4」のスピーカー。センタースピーカーには「HTM81D4」、「802 D4」の上方にセットされたオーバーヘッドスピーカー(フロントハイト設定)は「706 S3」、サブウーファーは「DB1D」が左右に各1台、設定している。そのほか、サラウンド用として左右それぞれに「803 D4」、サラウンドバック左右/ワイド左右に「804 D4」、後方にはサブウーファー「DB2D」2台が置かれ、リアハイト、トップミドルには「706 S3」が配置されていた。

 9月に発売されたDENONの新AVアンプ「AVC-X2850」。価格は¥132,000(税込)。7chパワーアンプを搭載した、ドルビーアトモス、DTS:Xの再生が可能な一体型モデル。

 9月に発売されたDALIブランドの新作スピーカー「KUPID」。価格は¥57,200(税込)。カラーバリエーションは全5色で、インテリアや部屋の雰囲気に合わせて色が選べる。

 「KUPID」の奥に展示されているフロアスピーカーは「KORE」。価格は¥16,500,000(税込)。「KUPID」には「KORE」で開発・実用化された技術が投入されているとのこと。「KUPID」と一緒に展示されていたCDレシーバーは「RCD-M41」。価格は¥61,600(税込)。

G610 太陽インターナショナル

 太陽インターナショナルのブースでは、9月末日より出荷を開始したという、トランスポートを加えたdcsブランドの「Varèse」のミュージックシステムを出展。その他、TAIKO AUDIOのミュージックサーバー「Olympus Server XDMI」の試聴をすることができた。

 ブース内の様子。AVALONのフロアスピーカー「ISIS SIGNATURE」と「Varèse」のミュージックシステム。「Varèse」シリーズの両隣りに1台ずつ設置されているパワーアンプはNAGRAの「HD AMP」。価格はペアで¥15,246,000(税込)。

 弊社が刊行する『Stereo sound』(No.234 2025 SPRING)の表紙を飾ったミュージックシステム「Varèse」。上からユーザーインターフェース、トランスポート、マスタークロック、モノDAC×2台、コアの順番で並んでいる。価格はシステム全体で5,000万円(税込)を超える。

 AVALONのフロアスピーカー「ISIS SIGNATURE」。価格は¥14,190,000(税込)。

 TAIKO AUDIOのミュージックサーバー「Olympus Server XDMI」。価格は¥17,578,000(税込)。

 Brinkmannのターンテーブル「Bardo Performance」。価格は¥1,661,000(税込)。

G409 ステラ

 ステラのブースでは、同社で取り扱うブランド製品のデモンストレーションが行なわれた。本リポートでは、10月18日(土)に行なわれたミキサーズラボスペシャルイベントとして「石川さゆりアナログ盤の魅力を探る」をレポートする。

 イベント開始直前の様子。広いブースが満席になり、立ち見客であふれていた。

 イベントには講師としてミキサーズラボ会長・内沼映二氏(写真左)が登壇。

 イベントではWilson Audioのフロアスピーカー「ALEXX Ⅴ」を使用。価格は¥29,000,000(税込)。

 音楽ソフトの再生に使用したターンテーブルはTechDASの「Air Force One Premium」。価格は¥13,200,000(税込)。

▼イベントで再生された楽曲はこちら

『Transcend Extra edition』/石川さゆり

・「ウイスキーが、お好きでしょ」 ※ビッグバンド・ジャズ・スタイル
・「風の盆恋歌」 ※ストリングス編成による新アレンジ
・「花火-Transcend Mix-」
・「津軽海峡・冬景色」 ※ビッグバンド・ジャズ・スタイル

『Stereo Sound REFERENCE RECORD』/石川さゆり

・「転がる石」
・「さのさ」

『MIXER’S LAB SOUND SERIES Vol.1』

・「地下室のメロディー」

『MIXER’S LAB SOUND SERIES Vol.4』

・「小さな花」 ※「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」グランプリエンジニア賞 最優秀作品
・「A列車でいこう2024」 ※Take the 'A' Train 2024
・「シング・シング・シング2024」 ※Sing,Sing,Sing 2024
・「シボネー」

『ishikawa Sayuri』/石川さゆり

・「天城越え」
・「津軽海峡・冬景色」

▼イベントで再生された音楽ソフトは「Stereo sound ONLINE」ストアページから購入できます

 ※「『ishikawa Sayuri』/石川さゆり」は、ストア在庫なし・再入荷未定です