本日から東京・有楽町の東京国際フォーラムでスタートした「2025東京インターナショナルオーディオショウ」。今年で42回目を迎える恒例のイベントは、19日まで開催される。今回は全33社(予定)、海外・国内あわせて200を超えるブランドの機器が並び、アナログレコードやストリーミングの魅力をじっくり楽しめる内容になっている。以下ではそれらの展示の中から、担当者が注目した製品を紹介する。

G410 PROSTO

 G410のPROSTOブースでは、AUDIOVECTORやPEAKのスピーカーとATOLL、MOONのストリーマーやアンプを使ったデモを行っていた。そこでは以下のような製品が注目を集めていた。

オーディオベクターのトールボーイ型スピーカー「QR5 SE」(¥880,000、ペア、税込)を中心にしたデモも実施。担当者によると、今回のイベントではオーディオベクターのスピーカーを目当てにブースを訪れる人も増えてきたとのこと。

PROSTO取扱の主なスピーカーシステム。左からオーディオベクター「QR1 SE」「SR3 SE」「SR7SE」。右端はPEAKの「Sonora」。

再生システム。写真右ラック上段から、ストリーマー「MS120」、パワーアンプ「MA100」、ストリーマー「ST300 Signature」、プリメインアンプ「IN300」。左はMOONのパワーアンプ「860A v2」。

G501 タクトシュトック

 TIAS初出展となるタクトシュトックブースは、VERTEREのレコードプレーヤーやCANOAのパワーアンプなど、多くの新製品が展示されていた。またVERTERE主宰者のトラジ・モグハダム氏が来日、実際にデモを担当してくれたこともあり、いつも立錐の余地がないほどの人気だった。

 イベントでは、VARTEREのトップモデル「RG-1 PKG」(¥13,200,000、税込、予価)とMCカートリッジ「RUBY ONE MC」(¥2,200,000、税込、予価)を使用。そのサウンドに、多くの来場者が熱心に聴きいっていた。

 パワーアンプにはCANOAの「VIRTUTSIS」(¥4,950,000、税込、予価)を使用。スピーカーのepos「ES-28N」(¥1,870,000、ペア、税込、予価)を余裕たっぷりにドライブしていた。

 EDISCREATIONの新製品も多数展示されていた。写真はオーディオグレードルーター「SILENT NET JPSM」(¥330,000、税込、予価)と「SILENT NET JPEM」(¥616,000、税込、予価)で、どちらも来年の発売予定。

 トラジ・モグハダム氏と傅信幸さんは30年ぶりの再開とか。会場でも思い出話しで盛り上がっていました。

G502 エレクトリ

 エレクトリブースでも、マジコの各種スピーカーやリバイバルオーディオの「ATALANTE7 Evo」を使ったデモが行われ、こちらも常に満席という状況だった。同社では他にも新製品を予定しているとかで、期間中も目が離せない。

 リバイバルオーディオの「ATALANTE 7 Evo」(¥1,980,000、ペア、税込、スタンド付属)。シリーズの伝統を受け継いたモデルで、28mmツイーター、75mmミッドレンジ、380mmウーファーを搭載している。

 マジコのスピーカーも揃って展示されていた。写真奥は左から「A5」「A3」「A1」で、手前がニューモデルの「S2」(¥8.085,000、ペア、税込)。

 PASSからは、プリアンプ「XsPre2」も参考展示されていた。他にもヘッドホンアンプ「HPA-1c」も並んでいた。

 レコードプレーヤーにはEMTの「EMT928」+トーンアーム「909X」の組み合わせで、MCカートリッジは「JSD Novel Titan」が使われていた。下段は管球式フォノステージの「EMT128」。