Klipsch(クリプシュ)から、スピーカーシステムの新製品として、Referenceシリーズの「R-60M」を、11月1日に発売する。価格は¥93,500(ペア、税込)。
R-60Mは、6.5インチ(16.5cm)ウーハーを備えたブックシェルフスピーカーで、Referenceシリーズの新たなトップモデルになるもの。
Klipsch独自のTractrixホーン技術を搭載し、ライブ音楽の体験における力強さ、ディテール、情感を、可能な限りクリーンで自然なサウンドで再現する、と謳っている。ホーン外周の寸法を拡大したことで、より広い帯域にわたる指向性制御が可能となり、高域の指向特性が向上し、音場の再現性がさらに正確になったという。
Klipsch独自の、リニアトラベルサスペンション(LTS)ツイーターを搭載し、音の歪みを最小限に抑制。サスペンションには極めて軽量かつ強度の高い性質を持つ素材「カプトン」を使い、能率を高め解像度や細部の音を向上させている。また、マグネットにはネオジムマグネットを採用、アコースティック楽器の音の質感や、ボーカルの艶やかな表現力に優れているという。
ウーファーには、上位モデルのKlipsch Reference Premiereシリーズの技術を応用したTCPウーファーを搭載。コーンの角度をより深くすることで、スムーズなレスポンスと、正確性および透明性の向上を実現した。さらに、コーンに追加されたリブが全体の剛性を高め、高周波数帯でのコーンの分割振動を低減するよう計算されている。
製品の主な仕様
型式:2ウェイ・バスレフ型
搭載ユニット:ツイーター/1インチ(2.54cm)アルミニウムLTSツイーター、ウーファー/6.5インチ(16.5cm)TCPウーファー
再生周波数帯域:50Hz~21kHz ± 3dB
能率:93.5dB @ 2.83V/1m
入力(定格/最大):85W/340W
インピーダンス:8Ω
キャビネット:MDF
スピーカーターミナル:バナナプラグ対応ネジ式
サイズ(幅x高x 奥行):203×400×336mm
質量:7.75kg / 台