ESOTERIC(エソテリック)から、新世代のディスクリートDAC、ネットワーク・エンジンを搭載した同ブランド最高峰の一体型ネットワークプレーヤー/DAC「Grandioso N1」を発売する。日本国内の発売は10月1日を予定している。
また今回、期間限定・完全受注生産モデル「Grandioso N1 Gold Edition」も発表された。こちらは11月30日までオーダーを受け付け、2026年1月からの出荷を予定している。
●ネットワークプレーヤー/DAC:エソテリック
Grandioso N1 ¥3,960,000(税込)
Grandioso N1 Gold Edition ¥4,180,000(税込、期間限定、完全受注生産)
「Grandioso N1 Gold Edition」
Grandioso N1 は、現代の音楽再生でスタンダードとなった高音質ストリーミングを最高のクォリティで楽しむためのネットワークプレーヤー/DACだ。Tidal、Qobuz、QobuzConnect、Roon、Spotifyなどの様々な音楽配信サービスに対応し、ネットワーク上の音源も高品質に再生してくれる。
新世代のディスクリートDAC「Master Sound Discrete DAC G2」、さらに同ブランドのネットワークトランスポート「Grandioso N1T」で開発されたネットワーク・エンジン「ESOTERIC Network Engine G4」も搭載する
「Master Sound Discrete DAC G2」は、ディスクリート部品で回路を組み上げたFPGA(プログラム可能な集積回路・半導体チップ)ベースの完全自社設計マルチレベルΔΣ(デルタシグマ)D/Aコンバーターだ。汎用のDAC ICチップでは実現不可能な音楽の「躍動感」、「エネルギー」の完全再現を目指して完成したという。最大DSD 22.5MHzやPCM 768kHzをはじめとする最新フォーマットに対応している。
一方の「ESOTERIC Network Engine G4」は、SFPポートを装備し、フラッグシップ機に相応しいパワフルな処理能力と高音質を誇る回路だ。ネットワークスイッチ機能も備え、イーサネット(RJ45端子)、SFPポートというふたつのインターフェイスも装備する。SFP対応外部ネットワーク機器と光LAN接続することにより、ネットワーク経由のノイズから信号をアイソレートしてピュアな再生の実現可能だ。RJ45端子とSFPポートは同時に使うこともでき、好みによって様々な接続に対応している。
ミュージックサーバー機能も備え、USB Type-A×1、USB Type-C×1を装備し、大容量USBストレージ(メモリー、HDD/SSD)を最大2台接続して、ミュージックサーバー/NASとしても使用可能だ。
さらにGrandiosoシリーズ共通の設計思想に則り、ステレオ機でありながら、DACは電源トランスも左右から独立させた完全デュアル・モノ構成を採用。左右のDAC、ネットワーク・エンジン、デジタル回路、マイコン用回路に独立した合計5基の電源トランスを搭載する大規模構成を採用した。各部を強力なリニア電源で駆動することで、アナログ再生のように滑らかで実在感のあるサウンドを生み出すという。
左はGrandioso N1のトップパネルを開けたところで、右はボトム側
その他のGrandioso N1の特長は以下の通り。
●音楽のエネルギーを余すところなく伝送する独自の電流伝送「ES-LINK Analog」
●瑞々しいサウンドを生むディスクリート構成の「ローフィードバック・DC パワーレギュレーター」
●ES-LINK5(独自の超広帯域デジタル伝送)にて P1X SE他、Super Audio CD トランスポートを接続可能
●様々なデジタル入力端子(ES-LINK×1[L/R]、USB×1、XLR×1、COAXIAL×1、OPTICAL×1)
●「Master Sound Discrete Clockfor Digital Player」搭載
●Grandioso G1Xとの10MHzクロックシンク機能
●対応ファイルフォーマット(DSF、DSDIFF、FLAC、ALAC、WAV、AIFF、MQA、MP3、AAC)
●エソテリック Sound Streamによるハイレベルな操作性(スマートフォン/タブレット用アプリ)
●あらゆる振動を最適にコントロールするマルチレイヤー構成シャーシコンストラクション
●独自の高音質ピンポイント・アイソレーション・フット