アイレックスは、イタリアハイエンドスピーカーメーカーALBEDO社の「ACHEMA」(アキーマ)の販売を開始した。価格は¥3,630,000(ペア、税込)。
ACHEMAは同社の最新型2.5WAYトールボーイスピーカー。AGADIA(アガディア)から採用をした新コンセプトの2.5WAY方式を踏襲したモデルとなる。
ハーフウェイにミッドレンジ(6インチ)よりも一回り大きい7インチドライバーを使用することで、放射面積を拡大して2.5ウェイスピーカーならではの音圧の高さを維持しながら、3ウェイシステムの様な高いエネルギー感とダイナミクス感を実現したとする。
この方式の開発により、より高いインピーダンスのドライバーユニットの使用が可能になり、多くのスピーカーのインピーダンスである8Ωよりも高いインピーダンスを持つスピーカーを提供できるという利点を持つという。結果、多くのハーフウェイスピーカーの持つ弱点を見事に解決した、としている。
そのため、ACHEMAでは幅広いアンプとの組み合わせが可能となり、どのレンジの製品(アンプ)であっても、ACHEMAの持つポテンシャルを存分に発揮できるという。
低域増幅については、ALBEDO伝統のテーパードトランスミッションラインで、ポートを背面ではなく左右の側面に設置することで、狭い部屋への設置・調整も容易になったとしている。
なお、新製品のACHEMAは、10月17日~19日開催の「2025東京インターナショナルオーディオショウ」の、アイレックスブース=G609において、展示・実演の予定だ。
ACHEMAの主な仕様
システム:フロアスタンディング2.5ウェイ
低域再生:ヘルムホラインレゾネータ付テーパードトランスミッションライン
ドライバー:7”(17.78cm)セラミックウーファー、6”(15.24cm)セラミックミッドレンジ、DSDシステム付1”(2.54cm)セラミックツイーター
クロスオーバーポイント:300Hz、2600Hz
感度:85dB (2.83V1m)
インピーダンス:11Ω
再生周波数帯域:44Hz~22kHz
外寸:23.2×39×105cm
質量:38kg
外観仕上:グロッシーラッカーブラック、グロッシーラッカーグレーパステル、グロッシーラッカーパールルビーレッド