リアルアシストは、香港のイヤホンメーカーICE LAB(アイスラボ)の取り扱いを開始し、その第一弾製品として、ユニバーサルIEM「PRISMATICA」(プリズマティカ)を9月6日から発売する。価格は¥155,000(税込)。
ICE LABは、2012年創業(製品の販売は2014年より)という比較的若いブランドながら、自社内にCNC工作機を備えるなど品質と音質にこだわった製品を展開してきている。加えて“最適な音響性能”の実現にも大いに留意しているそうで、パーツ(ドライバー、配線、電子部品など)、特にドライバーについては主要メーカーに特注しているそうだ。また、配線材(内部ケーブル)についても。素材や組み上げにまでこだわり、熟練の職人が丁寧に仕上げていると謳っている。
今回導入する製品の特長は下記の通りとなる。
●5基のバランスド・アーマチュアドライバー搭載
●オーディオグレードの高品位コンポーネントを採用
●独自のPTBCクロスオーバー技術
●静電型ドライバーに匹敵する繊細な高域表現をBAドライバーで実現
●ダイナミック型を凌駕する力強い低域
●ダイナミック・ベースを実現
●360度の球体的なサラウンド音場を提供
電子回路(基板)には、あえてPCBクロスオーバー基板を使わずに、高品位コンポーネントとハンダ線でドライバーを組むことで、本来の音にこだわった仕様にまとめているという。
また、TRW社製ハイエンド抵抗器も採用しており、これは、豊かな音色と柔らかなサウンドキャラクターでオーディオファンの間で高く評価されるなど、真空管アンプで特に好まれる存在となっている。その温かみが心地よいリスニング体験をもたらし、音楽の楽しさを一層引き立てる効果を発揮するそうだ。
そして、コンデンサーには、その優れた音響特性によりオーディオファンから高く評価されているELENA社日本製キャパシターを搭載。際立つ明瞭さと精緻な表現力を備え、比類ない繊細さを備えたサウンドを再現してくれるという。
抵抗器には、Vishey Dale RN55Dのミリタリーグレード抵抗を搭載し、正確で安定した信号伝送を実現。歪みを低減し、最高レベルの音質精度を追求しているそうだ。
PRISMATICAの主なスペック
ドライバー:5BA(1×Knowles社製超低域BAドライバー、2×Sonion社製コンポジットタイプ超高域用BAドライバー、2×フルレンジドライバー)
再生周波数帯域:12Hz~25kHz
インピーダンス:13.5Ω
感度:106dB
ケーブル:AWG24.6 5N無酸素銅シルバーコーティング
コネクター:0.78 2Pin
プラグ:4.4mmプラグ