PDNは、Bluesound(ブルーサウンド)の独自音響技術Omni-Hybridデザインを搭載したワイヤレス・ストリーミングスピーカー「PULSEM」を、9月1日に発売する。価格はオープン。
ひとつの無指向性スピーカーから包み込むような音場を作り出す試みは、過去にも数多く行われてきた。しかし、そのほとんどは聴き手を納得させることができなかった。最初は印象的に聴こえても、時間が経つにつれて人工的で、疲れを感じてしまうからだ。こうした製品は、音質をあまり考慮せず、できるだけ多くの音を周囲に広げることを目指していた。
新製品のPULSE Mはこうした考え方とは正反対に、包括的なスピーカー設計を特徴とし、電子回路と音響が連携して、エレガントな曲線を描くフォームファクターからハイファイサウンドを生み出すそうだ。
W171✕H204✕D149mmの楕円形キャビネットに独自のOmni-Hybridドライバーアーキテクチャーを搭載。角度をつけて上向きに放射する133mmウーファーと、互いに45度オフセット配置されたふたつの19mmツイーターで構成されている。ウーファー上部のカスタム設計の音響反射板により、不要な音の歪みを拡散させながら、ドライバーの高周波数をスピーカーから外側へ方向転換して360度のサウンドステージを創出する。
ウォールマウントアクセサリー「WM230」と組み合わせたイメージ
オプションの「WM230」ウォールマウントアクセサリーと、「FS230」アジャスタブルフロアスタンドを使用すれば、柔軟な設置も可能だそうだ。
音楽再生は、Wi-Fi、イーサネット、AirPlay 2、aptX HD、USB Type-A、3.5mmアナログ/デジタルデュアル入力、3.5mmヘッドホンジャック経由で可能。ホームコントロールシステムドライバーも搭載しており、スマートホームにも最適だろう。
「PULSE M」の主な特長
●スマートDSPアンプ搭載
●システム出力80W
●5つのプログラム可能なクイックタッチプリセット
●近接センサー搭載タッチコントロール
●音響透過性ファブリックグリル
●クアッドコア1.8GHz ARM Cortex A53プロセッサー
●BluOSワイヤレスマルチルームプラットフォーム
●MQAおよびハイレゾ音楽ストリーミング
●デュアルバンドWi-Fi + ギガビットイーサネット
●シンプルな壁掛け・スタンドマウントシステム