バージョンアップした『SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホン』について
イヤホン専門ブランドのSOUNDPEATSは、昨年の11月の発売したイヤーカフタイプの完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホン」がバージョンアップして再登場した。価格は、300円値上がりして、¥7,580(税込)。
カラーは、ブラック、パープル、ベージュ、ホワイトの4色を用意している
早速、バージョンアップしたという「SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホン」
について、紹介していこう。
「SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホン」の名称の由来は、イヤホンの形状がアルファベットの「C」に似ていることからつけられている。このC型ブリッジ部分には、ニッケルチタン製形状記憶合金ワイヤーが採用されており、耐久性がありつつも高い弾力性を備えるため、さまざまな耳型にぴったりフィットするようにできている。しかも本体の70%を柔らかい液体シリコンで覆うことで、肌への負担を最小限に抑えて、長時間の装着を可能にしている。
アルファベットの"C"に形が似ていることから、名付けられている
イヤーカフ部分いはシリコン素材を使用しているため、長時間の使用でもストレスを感じることなく装着できる
また、本製品は、イヤホンの左右を区別せずに充電ケースに入れて蓋を閉じれば、10秒後に再度取り出すと、左右のチャンネルを区別することなく装着することができる。
音質面では、12mmのデュアルマグネット・ダイナミックドライバーを搭載することで、パワフルで繊細なサウンドと広がりのある音場を実現している。シングルマグネットと比べて、より強力な磁場で振動板を効果的に駆動するため、振動板の応答がより早く正確になり、音の歪も軽減されることから、クリアでナチュラルなサウンドを楽しむことができる。
12mmのデュアルマグネットダイナミックドライバーを採用しているので、オープン型ながら、迫力のあるサウンドを楽しむことができる
今回のバージョンアップでは、それまでコーデックがSBC、AACだけに対応していたところ、さらにLDACにも対応させたところが注目すべきポイントだろう。加えてハイレゾ再生にも対応するなど、より高音質で楽しめる仕様に生まれ変わっている。LDAC対応プレーヤーと組み合わせれば、ハイレゾ音源ならではの豊富な情報量を活かした高音質再生が可能になる。
専用アプリの「PeatsAudio」にも対応しており、イコライザーのtouchボタン設定の他、ファームウェアアップデートでイヤホンを最新の状態に保つことができるほか、低音増強アルゴリズムを採用した「ダイナミックEQ」をオンにすれば、迫力のあるサウンドを楽しむことができる。
専用アプリ「PeatsAudio」の使用で、さまざまな設定が可能
LDACにも対応しているので、優れた音質でサウンドを楽しむことができる
実際に使ってみる
ここからは、実際に使用してみてどうだったのかを、お伝えしていく。充電ケース並びに、本体は、従来モデルと変更はなさそうだ。ブリッジ部分は、シリコンを使用していることもあり、手触りがとてもよい。C型のブリッジ部分には、ニッケルチタン製形状記憶合金ワイヤーが採用されていることもあり、ブリッジ部分に剛性感を感じる。これにより、装着したイヤホンが、外れてしまうような印象は皆無だ。にも関わらず、装着時の圧迫感がなく、いかにもイヤホンを装着しています、という印象が皆無で、非常に快適な着け心地と言った印象だ。
丸みを帯びたケースは、手になじみやすく、持ち運びがラクに行える
片側約5gと、とても軽いのでサウンドが流れていなければ、装着していることを忘れてしまいそうだ
LDACへの切り替えは、専用アプリ「PeatsAudio」で行なう。本機は、マルチポイントに対応しているのだが、マルチポイントをオンにしていると、LDACに切り替えができないため、マルチポイントをOFFにしてから、LDACをONにして使用してみた。コーデックがSBCやAACとは明らかに違い、LDACに切り替えたことがすぐに分かる。SBCやAACで聴いても、不満を感じるレベルではないものの、LDACにすると途端に、全体的にボリューミーなサウンドに変った。低域が強いとか、高域が弱いといったことはなく、バランスよく、聴こえ方が格上げされた印象でより迫力のあるサウンドを楽しむことができた。音量を上げることなく、低音や高音が楽しめるのは、LDACに対応しているという点が大きく影響しているのだろう。
迫力のあるサウンドが楽しめるにも関わらず、サウンド全体は、キンキンとした高域が響き渡るわけでもなく、低域がドンドンと響く下品なドンシャリ感もない、全体的に角が取れた優しいサウンドが印象的だった。それもあってなのか長時間音楽を聴いていても、耳が疲れるような感じは一切なかったのはとても好印象だった。インターネットラジオドラマを試聴しても、クリアでありながら、耳障りな感じにはならず、心地よく聴くことができた。
シリコン素材を使用しているので、装着時も、さらっとしおり着け心地がとてもいい
オープン型ということで、気になるのが音漏れだが、音量最大などの爆音で聴かない限り、気にならないレベル。
イヤホンを装着したままで、外部との会話も容易に行えるため、仮に、在宅で仕事をしているときに、インターホンが鳴っても気づくことができそうだ。実際にインターホンが鳴った時に聞こえたので、全く問題ないレベルと言える。ただし爆音(10を最大だとして7以上の音量レベル)では、聞こえなくなるわけではないが、気付かない可能性もでてくるかもしれない。さすがに、オープン型で、爆音で楽しみたい、という強者はなかなかいないかもしれないので、参考まで。
専用アプリは、プリセットされたモノが9つ用意されているほか、カスタムEQも用意されている。アダプティブEQテストも用意されているため自分の好みに合ったサウンドを作り上げることもできる。ちなみに、アダプティブEQテストでは、自分が聴こえない周波数帯の音が存在することに気が付けるので、自身の耳年齢を確認するなどという使い方もできるのが個人的に興味深かった。
プリセットは、9つ用意されているので、好みに合わせてセレクトするだけで、ジャンルにあったサウンドを楽しむことができる
イコライジングも可能で、自分だけのオリジナルバージョンを作って楽しむことも可能だ
まとめ
今回、最近注目されているイヤーカフタイプのオープン型イヤホンを試聴してみたが、こと「SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホン」においては、オープン型の特徴を最大限生かしたモデルになっていると感じた。オープン型は、没入感を求めるのではなく、いかにBGM感覚で音楽を楽しめるかというところが重要なわけで、そういう意味では、BGMとしても十分すぎるほどいい音質で楽曲を楽しむことができた。
それ以上に、静かな部屋で聴けば、下手なカナル型イヤホンよりも、ナチュラルなサウンド体験ができることから、改めて、オープン型イヤホンの素晴らしさを感じた次第。音づくりは、各メーカーで違いはあれど、ユーザーが求めているサウンドを見つけることができるかが肝となっており、洋服選びと同じようなことにほかならない。そういう意味において、今回試聴した「SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホン」は、私好みのサウンドづくりがなされていうイヤホンだったと言える。
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