Amazon(アマゾン)は本日から8月3日までの4日間、東京ミッドタウン日比谷アトリウムで、「Kindle Colorsoft POP UP EVENT」を開催している。7月24日に発売された電子書籍リーダー「Kindle Colorsoft」は、待望のカラーディスプレイを搭載したデバイスで、実際にその製品を見て、触れて、体験してもらおうというイベントだ。

会場には新製品 Kindleデバイスが並び、実際に手にとって操作感を楽しむこともできる

 会場には、Kindleデバイスを手に取って体験できるコーナーや、日本未発売の初期モデル、歴代のKindle端末の中から代表的なものも展示されている。

 さらに、会場内に設置されたKindle Treeでは、“あなたの好きな一冊” のタイトルをカードに書いて枝に結ぶと、オリジナルキャンディがプレゼントされる。他にも、イベントの様子を撮影してSNSに投稿してくれた方にはボトルウォーターが、アンケートに回答するとオリジナルトートバッグがもらえるそうだ。

 その開催に先駆け、俳優のディーン・フジオカさんと、お笑いタレントのマヂカルラブリー(野田クリスタルさん、村上さん)をゲストに迎えたトークショウが開催された。ディーンさんは以前からKindleを愛用しており、野田クリスタルさんも漫画が大好きでKindleを使っている。村上さんは読書好きで、Kindleデバイスに関心があるという。

以前からKindleを愛用していたというディーン・フジオカさん

 まず、普段の読書事情について聞かれてディーンさんは、「よく本を読む方だと思います。仕事で資料だったり、何かを調べていく時に読書する機会もありますし、待ち時間だったり、移動中に本を読むっていうことはあります。もちろん紙の本も読むんですけど、KindleもTPOに併せて選んでいます」と答えていた。

 野田クリスタルさんは、「漫画がひじょうに好きで、現在Kindleに2300冊が入っております。まだ未読の漫画もあるし、充電が持ちまくるから、多分無人島に行くとなったら食料や水よりもまずKindleを持っていくんじゃないかっていう説がありますね」と驚きのコレクション数を披露してくれた。

 Kindleビギナーという村上さんは、「私もめちゃくちゃ漫画も読みます。野田さんが漫画を読んでいて、その中の面白いものを僕に教えてくれる。漫画は紹介してもらって、アニメは僕が紹介するという関係性があるんです」と、コンビの仲の良さも話してくれた。

漫画愛を熱く語ってくれた、野田クリスタルさん

 またディーンさんはKindle Colorsoftの印象を尋ねられ、「温かみがあるって言うんですかね。なんかこう質感、レトロ感っていうのが正しいか分からないですけど、そこがよかったですね。充電も長時間もつから、移動の連続だったとしても気にせず使い続けられるし、読書に没頭するにはぴったりだなと思いました」と、愛用者らしい感想を話してくれた。

 野田クリスタルさんは、「Kindleで漫画を読むっていうのは、迫力が違うんじゃないか、漫画家的にもありがたいだろうなっていう感じはあります。タッチが原画に近いのか、すごく見やすいですね。あと最初に持ってみた時に、中身が空なのかなっていうぐらい軽かったんでびっくりしました。長時間漫画を読む人は、タブレットをずっと持っているのもだんだん疲れてくるんですよ。これは何のストレスもないっすね」と、ヘビーユーザーらしい感想を披露。

 続いてディーンさんから、新製品Kindle Colorsoftを使って感じた3つのメリットが紹介された。

 第一は “読書に没頭できて、充電が長持ち” というもの。

 「移動の連続などでバタバタしていると充電を忘れてしまいますよね。でもKindle の場合、数日間ほっといても気にならないんですよね。そういう意味では、移動が多い人、忙しいスケジュールでいきなり読書する時間ができた時などにすごく便利だと思います」とその理由を語る。

 これについては、野田クリスタルさんも、「マジでいつ充電したらいいんだろう。1回の充電で8週間もつってどうかしてますって」と同意の声をあげていた。

 ポイントその2は “目に優しくて、暗いところでも読みやすい” だった。

 「使ってみると分かるんですけど、スマホやタブレットで放たれる光の感じとまったく違うんですよね。紙の本を読んでいるのに近いって言うんですかね」(ディーンさん)

 「あれどういう技術なんですかね。誰もまだ使ってない、宇宙から来た技術かもしれない(笑)。しかも絶妙に調整が効いて、暗くないんですよね」(野田クリスタルさん)

Kindleに触れて、その軽さ、使いやすさに衝撃を受けた様子の村上さん

 最後は “カラー版が登場” というもので、これはKindle Colorsoftの一番の進化点でもある。

 ディーンさんも、「色によって感じ方って大きく変わるじゃないですか。作者の方にとっても、漫画だったり、絵本、図鑑などでは色が付いているっていうのが必須だと思うので、すごく大事な点だと思いますね」と本をカラーで読める喜びを話した。

 野田クリスタルさんは、「いろんな漫画が、カラーで出るようになったんですよ。僕も、昔読んでいた漫画をカラー版で買って、この人こんな髪色だったんだと気づかされるのは、めちゃめちゃありがたいですよ」と漫画ファンらしい思いも話していた。

 村上さんも、「アニメになるまで髪の色が分からないっていうこともあったので、やっぱり原作者の方がこれだっていう色をそのまま見せてもらえるっていうのは、ファンとしては一番嬉しいことだと思いますね」と共感しているようだった。

 さらにここで、3人が自分だけの本棚を作るならどんなジャンルを選ぶかがクリップで紹介された。

 野田クリスタルさんは、“小学生の時に読んでいたマンガ” だそうだ。「小学生から中学生になって漫画雑誌を買わなくなっちゃって、そういえばラストどうなってんだっけ? みたいな漫画を今ひたすら読んでます。全巻買ったら結構なデータ量になるんですが、Kindleはめちゃめちゃ入るからありがたいですよね」と、シリーズ作品の愛好家らしい感想を語ってくれた。

 続いて村上さんは、“かっこつけない本棚” とのこと。「自宅にはリアルな紙の本を並べてるんですけど、本棚って誰かに見られるじゃないですか。だから人に見られる用の、お洒落な本しか並べていないんです(笑)。でもKindleは自分しか見ないので、本当に読みたい漫画とかで埋め尽くしたいなって思いました」というのが理由だそうだ。

 ディーンさんが、「僕はこれ一択です」と出したのは、なんと “ドラえもん”。

 「ドラえもんのエンディングってどうなったんですか、って気になりますよね。それをカラーで、世代を超えて楽しめるんじゃないかなと思って。僕はドラえもんから、こんな道具があったらいいな、こういうのがあると人はこうなっちゃうんだみたいなことを勉強させてもらいました」とのことで、ディーンさんの意外な一面も垣間見ることができた。

 そして最後に、Kindle Colorsoftに触れてみた感想が発表された。

 「私はこれまでKindleに触れたことがなかったんですけど、先ほど見せてもらったら本当に衝撃で、読みやすさ、優しさのようなものが伝わってきました。それでバッテリーが数週間持ち、数千冊も保存できるとなると、本当に必需品になると思います。私は欲張って3つ、4つ持ちます」(村上さん)

 「漫画好きの人たちの中には、頑なに紙がいいという方もいたんですね。電子書籍では漫画家の描いた質感が再現されないから邪道だって意見がすごく多かったんですけど、Kindleなら多分納得すると思います。タッチが完全に再現されてるんで、漫画好きな人が作ったんじゃないかなって思ったくらいですよ」(野田クリスタルさん)

 「僕は長いことKindleを使わせていただいていたので、ここまで進化したんだなってすごく感慨深い思いでした。今日ここに立って思い出したんですけど、2000年頃にシアトルに住んでいた時にはまだAmazonの実店舗があって、学校の教科書とかをAmazonで買うみたいなことがありました。それから25 年経って、こうやってAmazon Kindleの発表会に立たせていただけてるっていうのにも、すごくご縁を感じてます。

 この25年間、読書であったり、自分で読みたい資料もKindleデバイスで読んできたなって思い返したりすると、自分の仕事においても人生においてもパートナーだったんだなと、感慨深く今日のイベントに参加させていただきました」(ディーンさん)

会場に設置されたKindle Tree。“あなたの好きな一冊” のタイトルをカードに書いて枝に結ぶと、オリジナルキャンディがプレゼントされる

『Kindle Colorsoft POP UP EVENT』
●会場:東京ミッドタウン日比谷アトリウム(千代田区有楽町1-1-2)
●日時:2025年7月31日(木)~8月3日(日) 11:00-20:00※7月31日(木)のみ14:00-20:00
●入場:無料