ネットワークオーディオ再生を自宅で推進している私は、SOtM(ソム) の機器を多く愛用している。いま所有しているのは高音質LANスイッチの「sNH-10G」が3台と10MHzマスタークロックの「sCLK-OCX10」、そしてネットワーク(RJ45)〜USBブリッジの「sMS-200」が2台。

 sNH-10Gが3台というのはNASの数が多いことに加えて、sNH-10Gをシリーズ接続していくと精緻な音質になっていくという実践経験からだ。まあ、人にいうと3台は驚かれるのだが……。sMS-200は将来的に上位機の「sMS-200ultra(Neo)」+10MHzマスタークロック入力を装備しているハイグレード機に買い替えようと考えている。

 私がSOtMの製品を好きなのは、音質的に優れていて信頼性も高いと実感しているからである。そうそう、コンパクトなことも気に入っている。SOtMの主宰者(社長兼エンジニアのリーさん)とは、輸入元のブライトーンがビジネスを始めるよりも前に知り合っている。初期の製品にはSerial ATA用のノイズフィルター基板があり、私はオーディオ用に自作したPCのSSD接続用などに使って重宝していた。SOtMのLANケーブルやBNCケーブルはかなり音が良いのだが、ちょっと硬いのでそれほど使いやすいとは思っていない。

マスタークロックや電源ユニットが同梱された「sMS-2000PSMC」で、Direttaの効果を確認

ネットワークサーバー:sMS-2000PSMC
¥2,970,000(銀線仕様電源ユニット、税込)、¥2,948,000(銅線仕様電源ユニット、税込)
※sMS-200-PSMCは、マスタークロック、LAN/USBカード用電源ユニット、DC Yケーブル、クロックケーブルが同梱されたセットモデル。DC Yケーブルとクロックケーブルは長さ1.5m。マスタークロック入力はデフォルトが50Ωで、注文時に75Ωも指定可能

※本体のみのsMS-2000 ¥2,090,000(税込)とLAN/USBカード用電源ユニット、DC Yケーブル付のsMS-2000PS ¥2,310,000(銀線仕様電源ユニット、税込)、¥2,288,000(銅線仕様電源ユニット、税込)もラインナップ

今回の試聴で使った主なSOtM製品。右のラック上段がネットワークサーバーの「sMS-2000」本体で、下段が左からマスタークロック「sCLK-OCX10」と電源ユニット、その隣がネットワークスイッチの「sNH-10G」。左のラックはDiretta TARGETとして組み合わせた「sMS-200ultra」と電源ユニット

「sMS-200ultra(Neo)」(¥260,150、税込、マスタークロック入力付、写真右)は、DSD 22.4MHz、PCM 768kHz/32ビットの伝送にも対応したネットワークトランスポートで、Diretta TARGETだけでなく、Diretta HOSTとしても使うことができるという。背面のUSB端子にメモリーを取り付けることで、ミュージックサーバーとしても使えるなど、豊富な拡張性も備えている

写真最上段の「sCLK-OCX10」は4系統のマスタークロック出力を備えている。今回はそれをすべて使って、sMS-2000やsNH-10G、USB DACのエソテリック「N01XD SE」などをつないでいる

「sMS-2000PSMC」には、クロック用ケーブル「dCBL-BNC50」(単品価格¥187,000、税込、1,5m)も同梱されている。今回の試聴では、sMS-2000にはこのケーブルを使ってクロックを供給した

 目下のところ、私はSOtMが完成させた入魂のミュージックサーバー「sMS-2000」の導入を検討している。そのプロトタイプは2024年5月のHIGHEND 2024で披露され、今年5月のHIGHEND 2025(いずれもドイツのミュンヘンで開催)では完成していた。幅45.5cmのフルサイズは、SOtMにとって初めての挑戦であろう。私はステレオサウンド本誌の新製品紹介で到着間もないsMS-2000を試している。sMS-2000とUSB接続DACを組み合わせたときの音質が抜群に良かったことから、導入を真剣に考えるようになったのだ。

 sMS-2000の最大の特徴は、SOtMが開発したマザーボード「sMB-Q370」を搭載していることだ。インテルCPUのsMB-Q370マザーボードは専門メーカーの協力を得て完成させたようだが、SOtMらしくオーディオの音質を最優先させたデザインだという。このMicro ATXサイズのsMB-Q370マザーボードには10MHzマスタークロック入力のsCLK-EXクロックモジュールが組み合わされており、これも自社開発の「sPM-ATX100」というATX電源で動作している。コンピューター専業メーカーによる市販のマザーボードを採用する高級機もあるなか、SOtMはすべてを自社開発品で固めてハイエンドなミュージックサーバーをつくりあげた。

 USB接続DACとのコネクションには定評あるSOtMの「tX-USBx10G」(USBホストカード)が、ネットワーク接続にはRJ45端子を搭載する「sNI-1G」(イーサネットカード)が標準実装されている。この2つの高音質カードはSOtMの外部電源(9VDC)アダプターにも対応しているのが特徴だ。

 ここで紹介するSOtMのsMS-2000はもちろんのこと、sMS-200ultraやsMS-200などの製品は、自社開発のウナス・ミュージック・プレーヤーというLinuxベースにつくられた独自のEunhasu OSでコントロールされる。Eunhasu(ウナス)とは「天の川=銀河水」を意味する言葉だ。このEunhasu OSはオーディオに特化した多機能さが特徴といえよう。

 以下にsMS-2000ミュージックサーバーのEunhasu OS画面から対応している項目を紹介しておこう。Eunhasu OSは http:/ /eunhasu (Mac OSXの場合は http:/ /eunhasu.local )で見ることができ、設定もメニュー画面で行うことになる。

Eunhasu OSで設定できる項目

Diretta(DirettaTARGET/Diretta HOST)
Roon Server(sMS-200やsMS-200ultraではRoon Ready)
MPD & DLNA
Qobuz Connect
Minim Server
Bubble UPnP Server
HQPlayer NAA
LMS & Squeeselite
Shairport
LibreSpot

同一ネットワークにつないだ「sMS-2000」にPCからアクセスすると、このメニュー画面が表示される。ここからDirettaやRoonの設定を行う

 大いに注目してほしいのは、Direttaに対応していることだ。これは最近になって加わった項目なのだが、ここではDirettaによる音質向上の魅力について実験しようと思う。自宅にあるsMS-200では、MPD & DLNAとMinim Serverを利用しており、Direttaはまだ試していなかった。

 自宅には「Diretta TARGET」としてスフォルツァートのネットワークプレーヤーとSPECのDiretta USB Bridge「RMP-UB1SFP」があり、「Diretta HOST」にはfidataとSoundgenicのオーディオ専用ミュージックサーバー(NAS)があるのだが……。ということで、私はあとから自宅のsMS-200でDirettaを試している。

SOtM製品3モデルが、Diretta再生に対応

 SOtMでは、Eunhasu OS V0.5.9以降でDiretta HOSTまたはDiretta TARGETとして使えるようになったと発表している。今回試聴したsMS-2000、sMS-200ultra Neoに加え、sMS-200 NeoでもDirettaが使用可能という。さらにWindowsをDiretta HOSTとして使用するためのASIOドライバーも用意されている。

設定方法はこちらで確認 ↓ ↓

 DirettaとはLANネットワークを使った高音質オーディオ伝送を実現した通信プロトコル。日本のMega Tech Electronics合同会社が開発した日本発祥のテクノロジーである。一般的なデータと同じく、ネットワークオーディオ再生でも音楽のデジタルデータはパケット伝送で送受信されている。たとえばミュージックサーバー(NAS)からの音楽データはLANスイッチを経由してネットワークプレーヤーに送られるわけだ。その際に音楽データは小分けにしたパケット形式で通信されることになる。

 Direttaもパケット伝送なのだが、たとえばオーディオ伝送で一般的なUPnPでは散発的な通信になるので、パケットの量が瞬間的に上昇したり止まってしまったりを繰り返すという。そこで発生するのが機器のランダム的な消費電力の変化である。それに対してDirettaでは、再生側を定めたうえで速度を合わせた通信を行い、小分けにされるパケットが一定のレートで通信される。つまり、一定のレートによって再生機器の消費電力に波が無くなることで音質の悪化から逃れられるという仕組みのようだ。

 SOtMはネットワークオーディオの音質向上に有効だと判断してDirettaを採用した。これはsMS-200を使っている私にとっても大きな喜びだった。Eunhasu OSでは音楽データを送り出す「Diretta HOST」側と、音楽データを受け取る側の「Diretta TARGET」をユーザーが選んで設定できるようだ。ここではSOtMの輸入元であるブライトーンの協力を得て実験をしてみた。音を聴いた場所はステレオサウンド試聴室。用意した機材は以下のとおりだ。

 マスタークロックsCLK-OCX10の接続を捕捉しておこう。sCLK-OCX10には4系統の10MHzマスタークロック出力端子があり、sMS-2000とsNH-10G、そしてエソテリックN01XD SEにBNCケーブルで接続。残った1系統はsMS-200ultraもしくはDELAのN1に適時接続することにした。

取材時の試聴システム

●USB接続DAC:エソテリック N01XD SE(USB入力を使用)
●プリアンプ:アキュフェーズ C3900
●パワーアンプ:アキュフェーズ A300
●モニタースピーカー:B&W 801D4 Signature
●ミュージックサーバー:DELA N1
●ミュージックサーバー:SOtM sMS-2000PSMC
●ネットワークトランスポート(USB Bridge):SOtM sMS-200ultra Neo
●LANスイッチ:SOtM sNH-10G
●クロックケーブル:エソテリック 7N-DA6100ES MEXCEL

sMS-2000に組み合わせるUSB DACとして、エソテリック「N01XD SE」(¥2,035,000、税込)を準備した。N01XD SEはエソテリック独自のディスクリートD/Aコンバーター「Master Sound Discrete DAC」を搭載し、音楽のエネルギーを余さずピュアに再現してくれるという。USB DACだけでなく、ネットワークプレーヤーとしても優れた機能を備えている。

「N01XD SE」はクロックの入出力端子も備えている。今回は「sCLK-OCX10」から10MHzのクロックを供給した

エソテリックでは各種デジタルケーブルもラインナップしている。今回はその中から高品質BNCケーブル「7N-DA6100ES MEXCEL」(¥418,000、税込、1m)を準備し、「N01XD SE」や「sNH-10G」用に使ってみた

 ステレオサウンドの試聴室ではDELAのN1ミュージックライブラリーからUSB接続DACにケーブル接続するのが標準なので、その状態で試聴音源をひととおり聴いた。

 試聴音源はN1内蔵のSSDに格納しておいた。DELAのN1にも10MHzマスタークロックを接続している状態なので全体的に音のクォリティは高いはずである。USBケーブルはエイム電子製のハイグレード品だ。DELA N1→エソテリックN01XD SE(USB)の組み合わせは自宅でも使っているので耳馴染みも良く、エネルギーバランスが整っていて物量を感じさせるしっかりとした音を聴かせた。

今回の試聴ソース(すべて音楽ファイルを再生)

●石塚まみ「みずいろの雨」44.1kHz/16ビット CD Ripping 新作CD『Mami Ballads 2』より
●ムター(ヴァイオリン)「レイのテーマ」96kHz/24ビット『アクロス・ザ・スターズ』より
●ネルソンス指揮ボストン交響楽団「劇付随音楽リア王」96kHz/24ビット『ショスタコーヴィチ作曲 交響曲6番&7番 他』より
●ブランフォード・マルサリス(サキソフォン)「ビロンギング」96kHz/24ビット 同名アルバムより

sMS-2000を「Diretta TARGET」に設定

 ここからはSOtMの音世界で、まずはエソテリックN01XD SE(USB)はsMS-2000のオーディオ用USB出力とのコネクションだ。sMS-2000は「Diretta TARGET」に設定してある。DELA N1は「Diretta HOST」にはならないのでお休みしてもらい(電源オフ)、ネットワークに接続しているWindowsノートブックPCを「Diretta HOST」にした。試聴音源もノートブックに格納して音源再生はfoobar2000から。SOtMのHPからダウンロードしたASIOドライバーを反映させて出力先をSOtM DirettaにすればOKである。

 音を聴く前はDELAからとノートブックからの音源送り出しではクォリティ差があるのではと心配したのだが、sMS-2000本来の音の良さにDirettaの効果も加わったことで次元の高い音を聴くことができた。

Eunhasu OS(V0.5.9以降)では、メイン画面にDirettaの設定アイコンが表示され、そこから詳細な設定が可能。画面上の機器を「HOST」と「TARGET」のどちらにするかを最上段のスイッチで選べばいい

 総じてワイドレンジな印象を与える鮮明さが印象的で、音の密度が高く色彩的にも濃く鮮やかなイメージである。CDフォーマットの石塚まみ「みずいろの雨」は彼女が弾くピアノの打鍵がクリアーに響き、パーカッションの音色が細やかに刻まれていくのが凄い。ムターが弾くヴァイオリンの多彩な音色変化と強弱の細やかさからくる陰影感もすばらしく、演奏がダイナミックだ。

 続くネルソンス指揮のオーケストラもブラスの金属的な響きと空間に音が消えていくまでの流れが視覚的で、超低域のゴソゴソとした音も明確さを増しているのがわかる。ジャズのマルサリスはサキソフォンの一音一音まで克明でグルーヴィーなリズムに乗ったクァルテットの演奏が心地よい。スネアドラムやシンバル類のパルシヴな音も芯のあるリアリティに優れた描写だった。

 Direttaによる音質の改善はネットワークのパケット伝送の平坦化によるものだから、USBケーブルからエソテリックへの信号伝送に変化はないはず。しかしまあ、sMS-2000を「Diretta TARGET」にしたことによる音の良さは画期的といえるほどだった。USB接続DACとの接続に使われているtX-USBx10G(USBホストカード)とネットワーク入力のsNI-1G(イーサネットカード)も音の良さに貢献しているのだろうし、それらへの外部電源(9VDC)供給も効いているに違いない。

sMS-200ultra Neoを「Diretta TARGET」に設定

 続いて試してみたのはハイエンドのsMS-2000による「Diretta TARGET」から、コンパクトなsMS-200ultraを「Diretta TARGET」にした場合の音質クォリティだ。両方の機種に共通しているのは10MHzマスタークロック入力のsCLK-EXクロックモジュールが組み合わされていることだ。SOtMはデジタルオーディオ再生における高精度クロックの重要性を認識しているメーカーである。さきほどと異なるのはsMS-2000からsMS-200ultraになっただけで、もちろんsMS-200ultraには10MHzマスタークロックを供給している。

 結果を先に述べてしまうと、それほどの音質差でもなかった。やはりDirettaの効果が高いと思わせる音の精彩さが感じられて、たとえばムターがヴァイオリンを弾く「レイのテーマ」で聴く高音域の伸びや音が消えていく余韻の雰囲気などは実に繊細だ。ブランフォード・マルサリスでは演奏全体のソリッドさがsMS-2000のほうが好ましかったけれども、不満を憶えるようなものじゃあない。お互いがクロック同期しているわけではないとしても、sMS-200ultraとUSB接続されているN01XD SE、LANスイッチのsNH-10Gの3台に10MHzマスタークロックが供給されていることが音質レベルを高めているのかもしれない。

sMS-2000を「Diretta HOST」に、sMS-200ultraを「Diretta TARGET」に設定し、さらにRoonで操作をしてみた。sMS-2000で再生している音声信号が「Diretta TARGET」に伝送されていることが確認できている

sMS-2000を「Diretta HOST」にして、Roonで操作

 ハイエンドなミュージックサーバーのsMS-2000はRoon Coreにもなる。おそらくはCPUの処理能力が高くDRAMメモリーの容量にも余裕があるからだろう。sMS-200ultraやsMS-200はRoon Readyにはなれるけど、それだって凄いことだ。Roonを使っているユーザーにとってビッグニュースなのは、sMS-2000はRoonでDiretta伝送を行うことができるようなのだ。

 というわけで、今度はsMS-2000をRoon Coreにして「Diretta HOST」に設定。試聴音源はUSBメモリーでsMS-2000の背面(マザーボードのオンボードUSB)に刺してRoonのストレージで認識させた。そして先ほど活躍してもらったsMS-200ultraを「Diretta TARGET」にしてUSB接続でエソテリックN01XD SEに音楽データを送り込もうというのである。

 Roonアプリを立ちあげたタブレットでは、オーディオの出力先としてsMS-200ultra(Diretta)が見える。それに設定して試聴音源を聴いてみることにした。これまで音を聴いてきたなかで、このRoon+Direttaは音の洗練さではトップだったと思う。

 まあRoonならではの信号処理というのもあるとは思うのだが、たとえば石塚まみ「みずいろの雨」で聴く歌声の質感のていねいさやネルソンス指揮ボストン交響楽団のオーケストラは品位の高い柔かさのような雰囲気で音場空間を広々と感じさせるのだ。ここでは音源がUSBメモリーであったことも違いの要因に挙げられるだろう。その前はノートブックPCからだったから。ブランフォード・マルサリスのクァルテット演奏も実に生き生きとした躍動感が得られていたのだ。

sMS-2000をRoon Coreに、Roon Ready対応のsMS-200Ultraを出力先に設定した状態では、こういった信号の流れが確認できている

Direttaをオフにして、sMS-2000をRoonで操作

 最後の試聴テストはsMS-2000をRoon Coreにしたままで「Diretta HOST」を使わないことの音質チェックだ。同じくsMS-200ultraも「Diretta TARGET」ではなく、今度はRoon ReadyとしてエソテリックN01XD SEにUSB接続している。Roonアプリから見たオーディオ出力がALSAのDirettaではなくRAATになるわけだ。

 これはDirettaの有無を聴くことになるわけだが、試聴室という比較的理想的なネットワークオーディオ環境であってもDiretta伝送の優位性が現れる結果となった。たとえば音像描写や空間表現などで極端に大きな違いにはならないけれども、Diretta伝送のほうが空気感が澄んでいて音像描写も彫り深く感じられたのだ。

 CDフォーマットの石塚まみ「みずいろの雨」でも全体の緻密さが高まった印象になる。ハイレゾのネルソンス指揮ボストン交響楽団のオーケストラは、明らかにDiretta伝送だったときのほうが鮮やかに音楽を描いてくれていたと思う。

 私は自宅にあるsMS-200を「Diretta TARGET」にして音を試してみた。デスクトップPCからfoobar2000で音を出したのだが、音質的なメリットはあきらかだった。SOtMでは「Diretta HOST」と「Diretta TARGET」とのダイレクト・イーサネット・コネクションも可能にしたという(Eunhasu OSのアップデートで実現予定。時期は未定)。Eunhasu OSはV0.5.9からだというが、現時点で最新Eunhasu OSはV0.6.0になっている。

 このダイレクト・イーサネット・コネクションでは最近ではあまり使われることのないクロスLANケーブルを使い、LANポートが1つしかない環境ではUSBイーサネットかUSBのWiFi子機が必要ということである。私はまだ詳細を把握できていないのだが、ネットワークオーディオの高音質化を進めているSOtMには、これからも目が離せない。

(撮影:相澤利一)