『デューン 砂の惑星』などの注目作の主演が続く人気俳優のティモシー・シャラメ。彼が、ボブ・ディランの半生を演じた映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』が、2月28日(金)より全国公開される。コロナ禍による撮影中断を余儀なくされながらも、5年におよぶ猛特訓の末にものにした名演奏が評判を呼ぶ作品だ。ボブ・ディラン本人も太鼓判を押す主演シャラメの名演技と名演奏は高く評価され、3月3日に発表予定のアカデミー賞でも、作品、監督、主演男優賞ほか主要部門を含む全8部門でノミネートされ、受賞も有力視されている。
共演は、ボブ・ディランの才能をいち早く認める20世紀半ばの偉大なアメリカのフォークシンガー、ピート・シーガー役にエドワード・ノートンを起用。同じくフォークシーンの第一線で活躍したジョーン・バエズ役には、『トップガン マーヴェリック』の女性パイロットとして紅一点の活躍を見せたモニカ・バルバロが脇を固めている。それぞれ、本年度アカデミー賞助演男優賞と助演女優賞に揃ってノミネートされており、受賞の期待が集まっている。
監督は『フォードvsフェラーリ』『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』のジェームズ・マンゴールド。撮影は、『フォード〜』『インディ〜』でもタッグを組んだフェドン・パパマイケル。彼は、1990年代の人気作『クール・ランニング』で注目され、『フェノミナン』、『ミリオンダラー・ホテル』、『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』などを担当。ハリウッドを代表する名撮影監督の一人として知られる。そんな彼が1月に来日、インタビュー取材に応じ、3月17日発売予定の『季刊HiVi2025年春号』で掲載する予定なので、そちらも楽しみにしていただきたい。
アメリカの公民権運動と共にフォーク自身も新たな変革の波を受ける時代の空気を映し取った映像と音楽が、確かな演出のもとに紡がれていく青春群像ドラマとして深い印象を残す。ぜひ映画館で ティモシー・シャラメ演じるボブ・ディランの勇姿を体験されたい。
2/28公開『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』
●2024年アメリカ●配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
●監督・製作・脚本:ジェームズ・マンゴールド●撮影:フェドン・パパマイケル●音楽編集監修:テッド・カプラン、●音響:ドナルド・シルヴェスター●音楽監修:スティーヴン・ギジッキ
●出演:ティモシー・シャラメ、エドワード・ノートン、エル・ファニング、モニカ・バルバロ、ボイド・ホルブルック、ダン・フォグラー、スクート・マクネイリー 他
2月28日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
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