ピクセルは、Acoustune(アコースチューン)ブランド初となる完全ワイヤレスイヤホン「HSX1001 Jin -迅-」(市場想定価格¥89,960、税込)を2月8日(土)に発売する。ワイヤレスモジュールと音響チャンバーが分離し、様々なアップグレードオプションに対応し、従来のTWSでは実現できなかった、長期かつ柔軟な製品ライフタイムを実現するという。

 近年ではTWSの音質も飛躍的に向上している。一方で内蔵バッテリーの劣化やワイヤレス技術のアップデートによる製品単体のライフタイムの短さは改善されておらず、半年〜数年で買い替えることも少なくない。

 HSX シリーズではそうした現状を解決するアイデアとして、ワイヤレスモジュールと音響チャンバーが分離するTWSを開発した。ユーザーの手でモジュールの着脱が可能となったことで、パーツを交換して使い続ける、音響チャンバーを有線イヤホンとして活用するなど、従来のTWSと比べてより長く、より柔軟なライフタイムを実現するという。

 またモジュールが分離することにより、従来のTWSでは困難だった音響部分への金属筐体の採用が可能となった。ワイヤレスの安定した接続を確保しつつ、金属筐体の優れた音響特性によってドライバーユニットの性能を最大限に発揮してくれる。

 音響チャンバーの「C:01」には、アコースチューンが独自開発した改良型第3世代ミリンクスドライバーを搭載。振動板素材としても高い音響性能を誇るMyrinx(ミリンクス)を振動板に採用、軽量でありながら高い強度と柔軟性を合わせ持ち、過渡特性に優れた高解像度かつ広いダイナミックレンジの再生を可能にしている。

 ワイヤレスモジュール「M:01」は、LDACやaptX Adaptiveなどの高音質コーデックに対応する。また、スマートフォン用アプリ「ANIMA Studio」に接続することで、本体設定やファームウェアアップデートを行えるだけでなく、Advent Voice(操作時音声の着せ替え)機能にも対応した。

 今後のアップグレードオプションとして、モジュール単体での発売も予定されている。M:01と交換できる有線・無線モジュール、C:01と交換できる音響チャンバーを展開し、無線モジュールを交換することでファームウェアアップデートでは対応できない新たな機能を追加できる他、音響チャンバーを交換することでまったく異なるサウンドを楽しめるそうだ。音響チャンバーと組み合わせて有線イヤホンとして使用できる有線接続用モジュールの発売も予定している。