HIFIMAN JAPAN(ハイファイマン)から、新製品のハイブリッドヘッドホン「ISVARNA」(¥468,600、税込)が2月14日(金)に発売される。

 ISVARNAの第一の特長は、マルチドライバー搭載ヘッドホンの位相差の問題を解決している点にある。一般的なスピーカーでは、複数のユニットを搭載している製品であっても、試聴距離が離れているとあたかもひとつの音源のように働くために位相差は小さくなる。しかしヘッドホンのように試聴距離が近いと、スピーカーと耳の間の角度が相対的に大きくなるため位相差が厳しくなって音質も劣化するという。

 ISVARNAでは、平面型とダイナミック型ドライバーの独自の搭載方法と角度差によって、位相の問題に効果的な対応を行っている。専用開発されたダイナミック型ドライバーが低域、平面型ドライバーが中高域を担当している。

 併せて、独自のステルスマグネット技術も採用。ステルスマグネットは音波を効率よく通すため、従来のマグネットで発生する音質劣化を避けることができるという。振動板はナノメートル厚で、質量はわずか数マイクログラムという。これにより、超高速の応答速度、卓越したダイナミックレンジ、正確な周波数特性、最小限の歪みといった高音質を実現している。

 再生周波数特性は6Hz〜60kHz、感度は93dB、インピーダンス16Ω、重量462gというスペックだ。