完実電気は、LUMIN(ルーミン)の ネットワークプレーヤー中核モデルとなる「T3」に、最新テクノロジーを搭載した新製品「T3X」(¥858,000、税込)を1月24日に発売する。本体カラーはシルバーとブラック。

 洗練されたCNCパネル構造の筐体や、ESS製DACチップといった人気ポイントはそのままに、リニア電源と光ファイバーネットワークに対応したSFPポートを搭載。さらに処理能力の高速化により最新のストリーミングテクノロジーに必要なマシンスペックを備えている。

 その主な特長は以下の通り。

●プロセッサーの高速化により、最新のストリーミングテクノロジーに必要なすべてのパワーを備えた。また、優れた処理能力とストレージ容量により、リサンプリングの柔軟性が向上し、将来のアップデートにも対応可能。

●カスタムトロイダルトランスを採用した低ノイズリニア電源を搭載。電源部はシールドによりコンパートメント化。さらに電源基板上に低ノイズリニアレギュレータを配置し、電気的なノイズを最小限に抑えてパフォーマンスを最大化するように設計され、サウンドの明瞭性がさらに向上した。

●ESS製ES9028Pro SABRE DACを2基搭載し、上位モデルと同等のデュアルモノーラル動作を採用。チャンネルセパレーションを最大化し、歪のないピュアなオーディオ再生を実現。

●光ファイバーネットワークに対応したSFPポートを搭載。ネットワーク上のデジタルノイズを遮断できる。

●ネットワークスイッチを内蔵したデュアルネットワークインターフェイスを採用。ひとつのポートをルーターに接続し、もうひとつを使用して追加のLUMIN製品またはネットワークストレージ(NAS)に接続できるため、包括的なオーディオエコシステムを簡単に構築可能。

●DSD256、PCM 384kHzのハイレゾに対応。サポートされているすべてのフォーマットへのアップサンプリングとダウンサンプリングが可能。

●フラッグシップモデル「X1」のテクノロジーを採用したフルバランスアナログ出力モジュールを搭載。広いダイナミックレンジと超低ノイズを実現し、音の明瞭さ、ディテイルを忠実に再現する。

●独自のLEEDH PROCESSING DIGITALVOLUME CONTROLを搭載

「T3X」の主なスペック

●対応フォーマット:DSD(DSF、DIFF、DoP)、FLAC、Apple Lossless(ALAC)、WAV、AIFF、MP3、MQA、AAC
●対応ストリーミングサービス:UPnP(Open Home)、Tidal、Tidal Connect、Qobuz、Roon Ready、Spotify Connect、AirPlay、TuneIn
●対応サンプリング/ビットレート(ステレオ):PCM 44.1kHz〜384Hz/16〜32bit、DSD 2.8MHz/5.6MHz/11.2MHz/22.4MHz
●接続端子:LAN(1000Mbps RJ45)×1、SFPポート×1、USB Type-A✕2、同軸デジタル出力✕1、アナログ音声出力✕2(XLR、RCA)
●寸法/質量:W350×H60.5×D350mm/6kg