ホラー映画『悪鬼のウイルス』の完成披露上映会が1月12日(日)、丸の内TOEIで行なわれ、主演の村重杏奈をはじめ、共演の太田将熙、桑山隆太、吉田伶香、そして松野友喜人監督らが登壇した。加えてイベント後半には、主題歌を担当した高嶺のなでしこ(10名)も登壇し、イベントに花を添えていた。
本作は、人気作家・二宮敦人の累計8万部突破の大人気ホラー小説を原作に、『オカムロさん』で鮮烈な監督デビューを果たした若干25才の気鋭・松野友喜人がメガホンをとった衝撃のイニシエーション・ホラー。2025年1月24日(金)より丸の内TOEI、イオンシネマほか全国100館超の劇場で公開予定となっている。
本作のヒロイン・日名子を務めるのは、バラエティを中心にモデルとしても活躍中の村重杏奈。映画初主演となる本作で、惨劇に見舞われる主人公、日名子を体当たりで演じる。また、日名子の友人、智樹を映画やドラマで活躍中の太田将熙、颯太を注目のダンス&ボーカルグループ「WATWING(ワトウィン)」の桑山隆太、奈々枝をNetflixドラマ「シティハンター」でも注目を集めた俳優、モデルの華村あすか、旧石尾村で戦う女子高校生マイを映画、ドラマ、モデルでも活躍目ざましい吉田伶香等、フレッシュな顔ぶれが揃った。
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イベントでは、会場に集まった大勢の観客を前に村重は「今日はこんなにたくさんの方が来てくださるとは思っていなかったのですごくうれしいです。一所懸命アピールできたらと思っています」と挨拶。
村重にとって本作は映画初主演作。「私は今までアイドルをやってきたんですが、センターに立たせていただくことが私の人生で本当になかったので。ちょっとソワソワしているんですけど、今日はこういう形でセンターに立たせてもらって、すごく気合が入ります。頑張りたいなと思います」と力強くコメントしていた。
本作ではホラー要素だけでなく、アクション要素もふんだんに織り込まれているそうで、劇中で、武装して戦う女子高生マイを演じた吉田は「(太田演じる)智樹と(桑山演じる)颯太と私はアクションがあったので。その3人でアクションの練習をしていたんですけど、本番と違って何もないところで練習をしていて。実際の本番ではものがあったり、全速力で走ったり、本気で戦ったりとなって、それは難しかったです」と振り返っていた。
その流れで、「最後は……」とクライマックスのシーンについて、ネタバレトークを披露しようとしてしまい、周囲から止められる一幕も。
続けて、「私、一個すごいなと思ったシーンがあるんです!」と話し始める吉田だが、一応松野監督に(話す)内容を確認してから発言。「(村重演じる)日名子が牛乳をふくシーンがあるんですけど、そこはめっちゃきれいに飛沫(ひまつ)が飛んでいるので、そこはぜひ観てもらいたいです」と話すと会場は大笑い。
すかさず村重は「あれはバラエティで培ったものだから」と返し、「ホラー映画ではあるんですけど、撮影現場はけっこう和気あいあいとしていて。正直、村重も初現場だったので。どんな感じなんだろうと思っていたんですけど、こんなに楽しくできるんだというのが印象的でしたし、監督も同い年だったので。村重の映画のイメージって、『そこは違う!』と言われながら監督にボロボロにされるというものだったので、そういう風に言われるのかなと思ったんですけど、けっこうお互いに相談しあうようなスタイルで進みました」と現場の雰囲気を振り返っていた。
次のブロックでは、本作の主題歌「アイのウイルス」を担当する高嶺のなでしこがゲストで登場。グループを代表して城月が「私はホラー作品が大好きなので。最初にオファーをいただいた時は、え? と声をあげてしまって。驚きと喜びを隠しきれませんでした」と述懐。そして主題歌については「主題歌の声は映画に沿った感じで心を込めて歌いましたし、日名子さんの心情に寄り添った歌詞になっているので。ぜひそこにも注目していただきたいと思います」と的確なコメントをしていた。
また、大人と子どものはざまにいる主人公たちがサバイブしていく、という本作にちなみ、今年の新成人となる葉月紗蘭、東山恵里沙に、先輩の村重から人生をサバイブするためのアドバイスも送られ、「村重も人生をサバイブしまくってきましたけど、やっぱりポジティブ一択だと思います」と、自身の経験を元にしたコメントをしていた。
それを受け東山は、「貴重なアドバイスをいただいてすごくうれしいですし、村重さんはいつも明るく接してくださるので。すごく説得力があるというか。心に響いたので。ポジティブで生きていきたいと思います!」とコメント。続いて葉月も「私もポジティブになれるように実践していきたいと思います」と先輩からのエール(アドバイス)に感銘しきりだった。
そして、本作では“悪鬼”が出てくるということで、登壇者全員による豆まき会を節分に先駆けて実施! 会場に集まったファンも大いに盛り上がっていた。
最後に村重より、「ホラー映画が苦手な方もいるかもしれませんが、この映画はけっこう楽しめるんじゃないかと村重は個人的に思っています。感情が上がり下がりするホラー要素で楽しめる部分もありますし、私たちひとりひとりの役どころで、いろんな感情が飛び交って。ここはなんだろうと思うところもたくさんあります。1回観てもスカッとする映画ですし、2回目は、みんなが感情を揺さぶりあっているところも楽しめたりもすると思います。何回観ても面白い作品になっているので、ぜひ劇場に足を運んでいただけたら」とのコメントを以てイベントは終了した。
映画『悪鬼のウイルス』
2025年1月24日(金)丸の内TOEI、イオンシネマほか全国ロードショー
【出演】
村重杏奈
太田将熙、桑山隆太、華村あすか、吉田伶香
【監督・編集】松野友喜人
【プロデューサー】山本清史
【脚本】山本清史、小田康平
【配給】イオンエンターテイメント
【映倫区分】PG-12
(C) 2025二宮敦人・TOブックス/映画『悪鬼のウイルス』製作委員会