HUAWEI(ファーウェイ)から、「WATCH D2ウェアラブル血圧計」が発表された。自動血圧モニタリング機能を新搭載したスマートウォッチで、本日から2025年1月30日まで、「GREEN FOUNDING」でクラウドファンディングの支援を受け付けている(2025年2月17日から商品を発送)。

「WATCH D2ウェアラブル血圧計」

 同社では昨年6月に、管理医療機器認証を取得した「HUAWEI WATCH D ウェアラブル血圧計」を発売した。日々の血圧測定を簡単便利に行うことができるウェアラブル型血圧計で、スマート通知や70種類以上のワークアウトなど、スマートウォッチとしての機能も備えていた。

 新製品のWATCH D2ウェアラブル血圧計は、WATCH Dから様々な面で進化を果たしている。日本では平均で3人にひとりが高血圧の疑いがあると言われており(年齢が上がるとさらに増える)、日々の血圧測定は実はとても大切だ。実際に30〜40代でも隠れ高血圧と呼ばれる人たちもおり、自覚がないまま症状が進んでしまうこともあるという。

 これに対して、こまめに血圧を測って自分で数値を把握するなどして予防を心がけるのが一番だが、日常的に血圧を測るというのはなかなか難しい。

 それを解決するためにWATCH D2ウェアラブル血圧計は、前モデルから本体を小型・軽量化し、毎日身に着けていても違和感のないまとまりを実現した。さらに測定時のカフ(血圧を測る際に膨らむパーツ)をベルトの内側に装備、夜中の測定でも気にならない圧力と動作の静けさを実現している。

 血圧測定についても、通常の測定方法に加えて、新たに「自動血圧モニタリング機能」を搭載。あらかじめ測定間隔を設定しておくことで、一定の周期で血圧を測るようにリマインド(WATCH D2が振動する)してくれる。しかも日中と夜中で間隔を別々に設定可能だ。

 日中はリマインドの後8秒後に自動的に測定を開始するモードと、測定するかを自分で決めるモードの2種類から選択できる(夜中は自動で測定)。これによって1日を通して自分の血圧を把握できるというわけだ。

 高精度な圧力フィードバック測定と空気抵抗を最低限に抑えたことで、圧力測定の誤差も±3mmHg以下に抑えた。さらにHUAWEI TruSence生体センシングシステムとの組み合わせで、血圧測定の精度も前モデルから10%向上しているそうだ。

 ディスプレイサイズは1.82インチと前モデルより大型化しているが、全体そのものはコンパクトになっており、重さも約40gに抑えられている(バンド部は除く)。バッテリー使用時間は通常使用で約6日、自動血圧モニタリング機能を24時間に設定した場合は1日となる(1時間ほどでフル充電可能)。

 WATCH D2ウェアラブル血圧計は¥60,280(税込)で、ゴールドとブラックをラインナップする。先述のクラウドファンディングでは先着順で20〜16%オフで応援購入可能だ。

 本日開催された新製品説明会では、岡山大学 公衆衛生学 教授 神田秀幸氏と、一般社団法人 サイバースマートシティ 創造協議会 代表理事 豊崎禎久氏も登場し、「血圧モニタリングデバイスにとってのウェアラブルデバイスの有用性」と題した研究成果が発表された。

 神田教授がある地域の高齢者を対象に上腕血圧と前モデルのWATCH Dでの測定結果を比較したところ、WATCH Dと上腕血圧計の測定結果には中程度の関連性が見られたそうだ。

 さらにWATCH Dを使って高校生(全国大会に出場するレベル)を対象にeスポーツ時の血圧変動も調べたところ、ゲーム中は最高・最低血圧とも上昇し、終了後には下がってくる傾向が確認でした。しかも面白いことに勝ったチームの方が、負けたチームより血圧変動のめりはりが大きかったそうだ。これは交感神経の活性化がゲームの勝敗を左右した可能性もあるという。

 神田教授によると、まだまだサンプル数などは少ないが、機器の特性を活かして活用することで、予防医学の分野でWATCH D/D2のようなウェアラブルデバイスの活用の可能性は高いとのことだった。

 発表会終了後にWATCH D2で実際に血圧測定を体験させてもらった。ベルトのサイズが手首にぴったりになるよう調整してもらい、あとはメニュー画面から血圧測定を行うだけ。1分もかからずに測定が終了した。確かにとても簡単だし、これなら空き時間に測定してデータを残しておくことで健康管理に役立てようという気分にもなる。生活習慣病が気になり始めている方は、WACTH D2ウェアラブル血圧計のクルドファンディングサイトをチェックしてみてはいかがだろう。

「WATCH D2ウェアラブル血圧計」のクラウドfサンディングサイトはこちら

https://greenfunding.jp/lab/projects/8646?utm_medium=HUAWEI&utm_source=press_release