Amazonは昨日、「令和のお茶の間復活記念 家族で推し活発表会」を開催した。近年は、スマホやタブレット、動画配信サービスなどの普及により若者を中心としたテレビ離れが話題になることが多い。しかし実際はどうなのか? という観点から、令和の時代の新しいお茶の間シーンを提案しようというものだ。
冒頭、アマゾンジャパン合同会社AmazonデバイスFire TV事業部 事業部長の西端明彦さんが登壇し、Fire TVの最新動向を解説してくれた。そもそもFire TVは2015年に日本での販売を開始し、その後スティックタイプやキューブモデルが登場、2022年からはFire TV搭載スマートテレビも発売され、今年のパナソニック製テレビにFire TV OSが搭載されたことも話題になった。
最新世代のFire TVシリーズは、お気に入りのコンテンツに簡単に出会えるようUIが進化。ナビゲーションボタンで直感的な操作を実現し、60万タイトル以上を手軽に楽しめるようになっている。Fire TVシリーズは全世界で2億台以上の販売台数(スマートテレビ含む)を達成しており、“世界でもっとも人気のあるストリーミングメディアプレーヤー”とのことだ。
そして今回アマゾンが実施した調査(家族やパートナーと同居している15歳~79歳の男女1,400名を対象)によると、家の中でもっとも多いコンテンツ視聴方法はテレビで、スマホやテレビの2倍以上だったそうだ。さらに毎日家族やパートナーと一緒に大画面テレビで何らかのコンテンツを観るユーザーが半分を占めたという。
このうち約4割のユーザーがここ数年でテレビの視聴時間が増えたと回答しているそうで、その理由として「大画面や高画質で好きな動画を見る方が熱中できる、楽しめるため」という声が半分近くに達しているそうだ。また回答者の8割以上が今後も家族と一緒にテレビでコンテンツを観る時間を増やしていきたいと考えているという。
さらに近年話題の「推し活」を楽しんでいる人の中で、家族やパートナーと一緒に推し活をしている人が3割近くいるそうで、そのうち9割は推しのコンテンツを一緒にテレビで観ているとのことで、ここでもテレビが活用されていることがうかがえる。
つまり、これまではテレビ、イコール、放送を観るものという理解が一般的だったが、昨今はストリーミングなどの多様なコンテンツを表示するデバイスと捉えられており、かつテレビならスマホやタブレット、PC画面よりも大きなサイズで、しかも高画質で楽しめることが認知されてきたということだろう。
これらの結果を踏まえてアマゾンでは、Fire TVなどのデバイスや動画ストリーミングサービスの充実が、令和の時代に再び家族がお茶の間に集まるきっかけを作っていると分析、そのための新製品リリースやキャンペーンを展開していく。
新製品サウンドバー「Fire TV Soundbar Plus」(12月16日発売。現在アマゾンのサイトで予約受付中)もそのひとつ。フロントL/C/Rのスピーカーとサブウーファーを内蔵した3.2chシステムで、ドルビーアトモスやDTS:Xなどのイマーシブオーディオも再生できる。「迫力あるサウンド」と「セリフが聞き取りやすい」といった特長も備えているという。アマゾンではサウンドバーに「Fire TV」の名前をつけることで、ストリーミングによる動画再生も、より迫力あるサウンドで楽しんで欲しいと考えているようだ。
接続端子はHDMI(ARC/eARC)と光デジタル、USB Type-Aというシンプルさ。対応テレビとHDMIケーブル1本でつなぐことで上記のイマーシブオーディオも楽しめる(2chを含めて、すべてのソースを3.2chで再生)。映画などでセリフが聞き取りにくい場合でも、ダイアローグエンハンサーを調整することで好みのバランスで楽しめる。しかもこれらの調整がFire TVのリモコンから簡単にできるのもポイントだ。
会場でFire TV Soundbar Plusの音を確認した。Prime VideoやAmazon Musicで配信されているドルビーアトモス音源を再生してもらうと、確かにセリフやボーカルが聞きやすいサウンドとして再生される。発表会場なので低音感や包囲感までは判断できなかったが、余計な味付けのない素直な音作りといった印象だ。後日、ちゃんとした環境で取材してみたいと思った。
さらに今回は、令和のお茶の間を体験してもらうゲストとしてタレントの濱口 優・南 明奈夫妻とヒコロヒーさんが登場、炬燵に入りながらお気に入りコンテツについてのトークイベントが開催された。
南さんとヒコロヒーさんは35歳でデジタルネイティブ世代だが、ドラマなどのコンテンツはスマホよりもテレビで見る方が、楽しさが倍増すると感じているそうだ。特にヒコロヒーさんは麻雀番組も好きで、スマホでは配牌が確認しにくいが、テレビならよくわかるのでいっそう楽しめると話していた。
そこではFire TVをよく使うそうだが、操作方法について「音声検索が便利です」(ヒコロヒーさん)とのことで、実際に自分の単独ライブをアレクサで検索、サクサクと表示できることに驚いていた(デモではパナソニックのFire TV OS内蔵テレビを使用)。
濱口・南夫妻のヘビーローテーションはなんと、「マツケンサンバII」。2歳のお子さんが大好きで、毎日朝から再生しているそうだ。濱口さんは、そこから派生して腰元ダンサーズのダンスや、「パンダピラニア」という曲の魅力も語り始め、家族みんなで“推し活”を楽しんでいることが伝わってきた。
なおアマゾンでは、年末年始に向けて、Fire TV Stick HDとFire TV Soundbar Plusのセット、またはFireTV Stick HD単体が当たるプレゼントキャンペーンもスタートする。その概要は以下の通り。
●キャンペーン期間:2024年12月9日(月)9時00分~12月20日(金)23時59分
●応募方法:
1)Amazon Fire TV Japan公式X(@FireTvChanoma)をフォロー
2)該当キャンペーン投稿に「#令和のお茶の間」を付けて、家族やパートナーと過ごす時間が増える年末年始に向けて、「お茶の間で皆で一緒に見たい推し活コンテンツ」を記入して引用リポスト
3)リポストする際にAmazonFire TV Japan公式X(@AmazonFireTvJP)をタグ付け
●景品:
Fire TV Stick HDとFire TV Soundbar Plusのセット(3名)
FireTV Stick HD(7名)
※12月21日(土)以降順次発送予定