リアルアシストから、中国イヤホンメーカーTipsyの新作有線イヤホン「Spica260」(スピカ トゥーシックスオー)が、11月30日に発売される。価格は¥21,750(税込)。

 さて、Tipsyブランドのイヤホンとしては、2019年に発売されたDunmerシリーズがベストセラーシリーズとなっているそうだが、今回の製品は、それとは異なるコンセプトでチューニングが行なわれているといい、モニターライクで、プロフェッショナル向けのチューニングが採用されている、ということだ。

 Tipsy自体は、楽器の販売やレコーディングエンジニアリング、コンサートなどの音響エンジニアリングまで幅広く対応する企業グループの一員であることから、新製品のSPICAの開発には、プロのサウンドエンジニアがチューニングに参加しているそう。

 「Dunmer Pro」同様の2BA+1DD構成ではあるものの、同ブランドの特徴的な低域に力点を置いた再現ではなく、ヴォーカルと楽器の分離や定位がくっきりと出る特徴のあるチューニングが行なわれているということだ。

 そのスッキリとしたサウンドは、ポリエチレンベースのダイアフラムにチタンコーティングを施した9.2mm径のダイナミックドライバーによるもので、高い瞬発性と低い歪みという特性を発揮。またコンポジットBAは専用のカスタム仕様となり、中高域の解像度の再現に貢献しているという。

Spica260の主な仕様
ドライバー:31736カスタム・コンポジットBA(2BA)+9.2mm径PET titaniumコーティング・ダブルキャビティー・ダイナミックドライバー
周波数応答性能:20Hz~20kHz
インピーダンス:17Ω @ 1kHz
感度:105dB @ 1kHz
ケーブル:4core 単結晶銅+シルバープレイテッド
コネクター:0.78 / 2Pin
プラグ:3.5mmジャック
付属品:イヤーチップ/final社製「Type E」5サイズ1セット