先ほどお伝えした通り( https://online.stereosound.co.jp/_ct/17733255 )、TVS REGZAから2024年秋の超大画面モデルが発表された。それぞれの型番と価格、発売日は以下の通り。これを受け、ラフォーレ原宿で新製品のお披露目が行われたので、その様子を紹介したい。

●タイムシフトマシン4K Mini LED液晶レグザ:
110Z990R 市場想定価格550万円前後(税込、2025年2月発売)
●4K Mini LED液晶レグザ:
100Z770N 市場想定価格88万円前後(税込、11月29日発売)
85Z770N 市場想定価格48.4万円前後(税込、11月29日発売)
●4K液晶レグザ:
85M550N 市場想定価格35.2万円前後(税込、11月29日発売)

最大サイズの「110Z990R」

 冒頭、TVS REGZA株式会社 取締役副社長の石橋泰博氏から、新製品発売の経緯が紹介された。レグザは2024年も順調にシェアを伸ばしており、今回の新製品でさらに弾みをつけたいと考えているそうだ。

 同社によると、ワールドワイドでの直近5年(2022年〜)のテレビ市場は画面の大型化が進んでおり、65V型以上の構成比が約34%、55V型以上は60%に達しているそうだ。日本市場でも65V型が約22%、55V型以上が約50%までシェアを伸ばしており、この流れが今後も続くことが予想されている。

 実際に、同社が昨年発売した100V型4K液晶レグザ「100Z970M」は市場で好評で、予想を上回る売上を達成しているという。大画面になることで、細部までよく見えるし、いっそうリアルな映像体験ができるのがその要員とかで、これがレグザが目指す “新しいリアル” ということになる。

Mini LEDバックライト搭載の「Z770N」シリーズは100インチと85インチをラインナップ

 今回の新製品はそれを踏まえてのリリースで、100Z970M(併売)に加えて4モデルが発売される。各モデルのスペックは先の記事を参照いただきたいが、エントリーの「85M550N」からスタンダードモデルの「100Z770N」「85Z770N」、レグザ史上最大サイズの「110Z990R」という構成だ。

 110Z990Rは2025年2月の発売ということで、現在鋭意画質の仕上げが進められているそうだが、“色々な面でどこにも負けない”(石橋さん)という言葉の通り、かなりのこだわりが盛り込まれている。そのひとつが「レグザエンジンZRα」の搭載であり、4万分割(同社調べでは現在業界最大値)のMini LEDバックライトと5500nitsのピーク輝度による高コントラスト再現を実現した点ということになる。

 さらに石橋さんは、「大画面をもっと購入しやすく、多くの人にリアル体験をしていただきたいというのが、今回のレグザの思いです。この思いを込めて、今回は “もっとそばに” というキーワードを付け加えています。ぜひ実際の110インチ映像を近くで見て、感じていただければと思っています」と話して、説明会を締めくくった。

驚きの価格を実現した「85M550N」

 石橋氏の解説に続いて、REGZAグローバルブランドアンバサダーの目黒蓮氏からのメッセージムービーが上映された。目黒氏は「役者さんの本当に細かい部分まで観ることができるし、ライブもその場で楽しんでいるような臨場感も楽しんでもらえると思います。体験イベントも予定されているので、ぜひ足を運んで体験していただければ嬉しいと思います」と大画面の魅力を語っていた。

 なお同社では、11月21日〜24日の4日間、ラフォーレ原宿6Fで新製品レグザを間近に体験できる「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」を開催する。

 会場には110Z990Rを始めとした各テレビが並び、それらの映像を間近に体験可能だ。85V型と100V型、110V型を同じ視聴距離から見た場合にどれくらいの印象の違いがあるのか、あるいはどれほど没入感に差が出てくるのかも体験してみてはいかがだろう。

「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」の入口と、デモ映像で目黒 蓮氏が着用した衣装

「レグザミュージアム〜The6 STORIES〜」
●開催日時:2024年11月21日〜24日 11:00〜19;00(24日は17:00まで)
●会場:ラフォーレミュージアム原宿(ラフォーレ原宿6F)
●入場料:無料
●主催:TVS REGZA株式会社