NECパーソナルから、2024年秋冬の新製品となるノートパソコン、デスクトップパソコン、タブレットが発表された。11月下旬より順次発売となる。

●ノートパソコン
「LAVIE NEXTREME」 オープン価格(実勢¥248,000~)
「LAVIE N13 Slim」 オープン価格(実勢¥156,000~)
「LAVIE SOL」 オープン価格(実勢¥172,000~)

●デスクトップパソコン
「LAVIE A23」 オープン価格(実勢¥210,000~)

●Androidタブレット
「LAVIE Tab T11」 オープン価格(実勢¥58,000~)

※実勢価格は同社直販サイト・NEC Direct価格

 まずはLAVIE NEXTREMEから紹介いていきたい。本モデルはAI機能に対応したモバイルワーカー向けのノートで、軽量とハイパワー、AI機能の搭載がポイント。AI用のNPU(50 TOPS)が搭載され、プロセッサー(AMD Ryzen AI 7 Pro 360)やメモリー(32GB)も充分に強化されている。Wi-Fi7に対応する。

 加えて使いやすさ(入力のしやすさ)も考慮されており、キーボードについてはキーピッチ19.1mm、キーストローク1.6mmが確保されており、中央部分にはコラボするレノボと同じポインティングデバイス(こちらは黒色/名称も同じ)が搭載されたことで、手を動かさなくてもマウスやタッチパッドの操作が行なえるようになった。キーの部材(デバイス)についても、一部に変更を行ない、入力時のカチャカチャ音を抑制し、清音化している(騒音は40dB以下という)。持ち運んで屋外・屋内(喫茶店などの店内)での作業時にも、周囲に気兼ねなく打てるようになりそうだ。

 ディスプレイは14インチで解像度は1920×1200。アスペクト比は16:10なので、ビジネス文章の閲覧性も確保されている。ちなみに、色域はsRGB100%をカバーしており、色鮮やかな表示が可能だ。

 ちなみに接続端子は、USB A×2、C×2となり、ようやく使えるようになった。HDMI出力、3.5mm音声出力も備えている。

 バッテリーの長時間化も考慮されていて、AI機能(?)を使って、その日の終業時間までバッテリーが持つように(予め、スケジュールアプリに予定を入れておく必要がある)、自動でバックグラウンドの作業を抑制するなどしてくれるという。

LAVIE NEXTREMEの主な仕様
ディスプレイ:14型ワイド
バックライト:LED
パネル:IPS液晶(WUXGA:1920×1200)
プロセッサー:AMD Ryzen AI 7 PRO 360プロセッサー
メモリ:32GB(デュアルチャネル対応、LPDDR5X)
ストレージ:約512GB SSD(PCIe)
カメラ:5MP(1440p)対応・IRカメラ(プライバシーシャッター付き)
無線LAN:Wi-Fi 7対応ワイヤレスLAN(IEEE802.11be対応)
インターフェイス:USB4 Gen3(Type-C)×2、USB 3.2 Gen1(Type-A)×2、HDMI出力端子
生体認証:顔認証・指紋認証(Windows Hello対応)
OS:Windows 11 Home
Office:Microsoft 365 Basic + Microsoft Office Home & Business 2024
カラー:ルナグレー
質量:約1.39kg

 LAVIE N13 Slimは、既存の「LAVIE N14 Slim」の後継になるそうで、画面サイズは若干小さくなるものの、本体サイズや質量、機能が手軽に持ち運べる“シン・スマートモバイル”を標榜している。質量は若干軽くなり、バッテリー持続時間は12.8時間→19.7時間へと長時間化されている。USB Type-C端子も2系統となり、上記NEXTREME同様にようやく使える仕様になった。ちなみにディスプレイのアスペクト比は16:10になり、画面サイズは小さくなったものの縦方向が拡大されているので、主にビジネス文書の閲覧には向いているだろう。処理速度も強化されている。こちらも色域はsRGB100%をカバーする。

 オールインワンのデスクトップLAVIE A23は、23.8型のディスプレイとパソコン本体が一体化した製品。CPUがインテルの第13世代品に換装され、処理速度が強化されているのが特徴。既存製品とデザイン面は同様。TVチューナーが廃止され、HDMI入力端子の装備が違いとなる。

 タブレットのLAVIE Tab T11は、型番の通り11型のディスプレイを搭載し、ハイスペック・ミドルレンジの製品となる。解像度は2000×1200で、広視野角の仕様。CPUは8コアSoCとなり、メモリーは8GB、ストレージは256GBに強化されている。4つのスピーカーを内蔵し、ドルビーアトモスに対応する。オプションのキーボード、デジタルペンに対応し、パソコンライクな使い方もOK。NFC(タイプA、B)をサポートしており、電子決済やマイナンバーカードの読み取りも行なえるという。