イギリス発の各種ブランドのアイテムを一堂に集めたスペシャリティストア「ヴァルカナイズ・ロンドン 青山」(@表参道)が店内改装を行ない、11月15日にリニューアルオープンする。前日の14日には報道陣に向けた内覧会が実施された。ここでは、同店内に居を構えるBowers & Wilkinsが展開する「Bowers & Wilkins AOYAMA」をメインに、店内の模様を紹介したい。

 ヴァルカナイズ・ロンドン 青山は、2002年に現在の地にオープンし、以後定期的にリニューアルを行ない、常に新しいカルチャーが生まれるロンドンの今を体現したスペースへと進化・成長している、ということだ。

 さて、今回のリニューアルでは、1F部分が全面改装され、ロンドンではよく見られるという、ショッピングアーケード(日本風に言えば駅前商店街か?)をコンセプトに、複数の店舗が軒を連ねる様が再現されている。常設ブランド+期間限定(POPUP)ブランド――ダックス/グローブ・トロッター/ベリーブラザーズ&ラット/Bowers&Wilkins/ウェッジウッド/モルトンブラウン/アストンマーティン/ダンヒル/ラベンハム)のアイテムが、ゆったりとしたスペースを使って展示されている。

 そして、骨董通りの入口から入ってすぐの空間には、人やモノが行きかう場となるスクエア(=ロンドン・スクエア/都市的な広場の意)も用意されており、ゆったりとした作りの中で、各ブランドの展示を一覧したり、同好の士との話を楽しむスペースとして使えそうだ。店舗ではその空間(スクエア)を使ってカルチャーイベント(ヴァルカナイズ・アカデミー)やマーケット(ザ・ブリティッシュ・マーケット)の開催も予定している。次回マーケットは、12月8日11時~に開催予定とか。

 さて、本稿のメインであるBowers & Wilkins AOYAMAは、1のF奥、フロア中央に設置されている階段の裏側に居を構えている。そこには、もともと2Fにあったシステムが移設されており、65インチのディスプレイを正面に、スピーカーシステム「702 S3 シグネチャー」、マランツ「SACD 30n」、マランツ「MODEL 40n」、デノン「DP-3000NE」によるシステムが組まれている。スピーカーシステム「705 S3」「707 S3」も展示されている。

Bowers & Wilkins AOYAMA

 またその後ろ側には、ショーケースにワイヤレスモデル(イヤホン/ヘッドホン/ツェッペリン)も展示されており、試聴や購入(ハンドキャリー)もオッケーだ。

 なお、2Fの奥にあるBowers & Wilkinsの試聴ルームは、引き続きスピーカーシステム「803 D4」をメインにしたシステムが常設されており、ある程度の音量での試聴も可能という。室内の装飾(小物類など)には変更が入っていた。