ユキムからELAC(エラック)の小型スピーカー「ELEGANT BS 305」(¥217,800 、ペア、税込)が11月12日に発売される。

 エラックのアイデンティティとなった「310」〜「312」シリーズは、1993年にリリースされた「CL 305」をルーツとしている。アルミ押し出し材をエンクロージャーにしたモデルで、パワフルな鳴りと広大なサウンドステージで人々を驚かせた。1998年には初めてJETツイーターを搭載したニューモデルがリリースされ、日本でも「CL 310 JET」がデビューを飾った。

 新製品のELEGANT BS 305は、R&D の責任者であるロルフ・ヤンケ氏自らが入念にチューニングしたモデルで、開発テーマである「圧倒的なバリュー」が見事に達成されているそうだ。その主な特長は以下の通り。

●アルミ押し出し材エンクロージャー
 6.5mm厚のアルミ押し出し材は、19mm厚のMDF材と同様の強度を備える。厚みを削って内容積を確保出来る上に、ダウンサイジングにより限りなく点音源に近いノンバッフルデザインも実現した。音離れのいい広大なサウンドステージが、堅牢なエンクロージャーがもたらす最大のメリットだという。

●サプライズ・マッシブ・サウンドを実現したドライバー・ユニット
 パワフルで厚みのある再現性を得るために、2層磁性流体冷却ボイスコイルを備えた25mmシルクドーム型ツイーターとロング・ストローク設計の115mm AS(アルミ・サンドウィッチ)コーン型ウーファーが搭載された。

 なお既発売の「ELEGANT BS 312.2」との違いは、トゥイーターがBS 305がドーム型に対し、BS 312.2はJETトゥイーターで、他にもウーファーの仕様が違っている。さらにスピーカーターミナルもBS305はシングルタイプなのに対して、BS 312.2はバイワイヤリング対応となる。内部配線もBS 312.2はバンデンハル製で、BS 305は高品質銅線とのことだ。

「ELEGANT BS 305」の主なスペック

●型式:2 ウェイ2スピーカー、バスレフ型
●使用ユニット:25mmシルクドーム型ツイーター、115mm ASコーン型ウーファー
●クロスオーバー周波数:3,000Hz
●周波数特性:44Hz〜28kHz
●能率:86dB/2.83V/m
●インピーダンス:4Ω(最低保証 3.3Ω)/300Hz
●寸法/質量:W123×H208×D282mm(端子部含む)/5.5kg
※オプション:LS 60スピーカー・スタンド ¥104,500 (ペア、税込)、LS 60用トップ・プレート ¥16,500(ペア、税込)、BASE BS 312.2/BS 305 ¥38,500 (ペア、税込)、他