アユート(605B)

FIR AUDIO Project K、FR10
 アユートは、FIR AUDIOの有線イヤホン「Project K」(50万円前後、予価)と「FR10」(5万円前後、予価)を参考出品。どちらも来春の発売見込みとのこと。

 Project Kは片側に4基のBAドライバーと1基のダイナミック型ドライバーを搭載したハイブリッドモデルで、20Hz〜20kHzの再生帯域を備えている。チタンシェルとサファイアガラスによる本体仕上げもポイントだ。

 FR10は、10mmダイナミック型ドライバーを採用したモデルで、再生周波数帯域は20Hz〜20kHz、本体はアルミ製となる。ケーブルは銀メッキ銅の4線タイプ、イヤホンのコネクターには回転せず安定性の高いRCXタイプを採用。

ACTIVO Q1
 AVTIVOの有線イヤホン「Q1」(¥66,000、税込)は、DITAとのコラボレーションで誕生したIEMとなる。DITAの「Project M」をベースにしており、2基のBAドライバー+1基のダイナミック型ドライバーからなるハイブリッドモデル。チャンバーには真鍮製を搭載し、厚みのある低域を再現できるという。

SENDY AUDIO Apollo、Aiva、Peacock
 アユートが今年10月から取り扱いをスタートしたセンディオーディオの製品も参考出品されていた。「Apollo」「Aiva」「Peacock」といったラインナップで、近日日本でも正式な発売が行われる模様だ。

Maestraudio MAPro1000-G、MA910SR DC
 IEMブランドのマエストローディオからは、この春に発売された「MAPro1000」のゲーミングモデル「MAPro1000-G」(価格未定、2024年末発売)や「MA910SR DC」(価格未定、11月発売)も参考出品されていた。

 MAPro1000-Gは5.8mm RSTトゥイーターと10mmダイナミック型ドライバーを搭載した2ウェイシステムで、再生周波数帯域は20Hz〜40kHzをクリアーする。型番の通りゲーミングを意識したチューニングが施されたとのこと。

 MA910SR DCもRSTトゥイーターと10mmダイナミック型ドライバーという構成で、再生周波数帯域もMAPro1000-Gと同一という。本体表面には天然木をあしらい、弦楽器の最適に最適化したチューニングが行われている。

完実電気(606)

FOSTEX HP-V8
 フォステクスは、同社オンラインショップにて2台限定で復活した真空管ヘッドホンアンプ「HP-V8」(¥3,300,000、税込、1台)を展示。出力管に直熱管300Bを、電源にKT88を採用したモデルで、同社のアナログ技術を駆使して115dBというS/Nを実現している。なぜ2台限定なのかを担当者に聞いてみたところ、部品調達が難しくこれが限界だったとのことだ。

Siltech DUCHESS CROWN
 ヘッドホンケーブルのハイエンドモデルとして、オランダ、Siltech(シルテック)の「DUCHESS CROWN」(¥187,000から、税込、受注生産)が登場。据置モデル用のケーブルで培った技術を投入した製品とのことで、 同社が独自に開発したS10導体が用いられている。

 コネクターには3.5mm/6.3mmヘッドホン端子や4.4mmバランス、4pin XLR、4pin XLR✕2を準備。さらに3.5mmモノ✕2やLemo端子もオーダー可能とのことだ。長さは1.5mから。

AUDEZE
 アメリカ、AUDEZE社のヘッドホンから、「CRBN2」や「LCD-2」「LCD-3」といった多くの製品が参考展示されていた。同社は軍事用コミュニケーションシステムとして平面磁界型ドライバーを開発、歪みがなく、明瞭に声が伝わることが評判となったブランドという。