final（ファイナル）は、新しい音質評価基準を提示するA seriesの新モデル「A6000」（￥59,800、税込）を11月14日（木）に発売する。
A seriesの開発は、音質と物理特性の関係を分析し、新たな評価法を確立することから始まり、その成果がフラッグシップイヤホン「A8000」として結実した。新製品のA6000では、実際の音楽聴取状況に沿った新たな評価法を採用し、音作りを行なっている。
A6000のドライバーユニットは「f-Core DU」を採用。振動板、ボイスコイル、磁石、磁気回路、各部接着剤などのドライバー部品、さらに生産機器まで自社で設計した、完全新設計の6mmダイナミックドライバーだ。
フラッグシップモデルのA8000は、ドライバーの性能を最大限に引き出すためにステンレス筐体に直接固定されていた。A6000では、f-Core DUを保持するためのステンレスマウントフレームを新開発し、軽量な樹脂筐体により快適な装着性を実現しながら、同時に内部の金属フレームによって筐体の剛性を高め、ドライバーを強固に支えている。音の粒度がきわめて細かく、一音一音の輪郭が鮮明に感じられる音質を実現したという。
さらに、樹脂筐体の表面には、独自の「ハードグレイン加工」を施している。グレインとは粒子という意味で、特殊加工により筐体の表面に細やかな陰影を与え、剛性を高めるとともにキズや指紋汚れを防いでくれる。
付属ケーブルは「2PINソフト単結晶銅ケーブル」を新たに開発。優れた導電性を持つ単結晶銅を採用した取り回しのいい柔らかな2PINケーブルを自社開発。高い解像度と柔らかい質感を両立したサウンドを実現した。
イヤーピースは、A6000の音質を最大限に引き出すため、開口部の広い「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」を採用・同梱されている。
「A6000」の主なスペック
●使用ドライバー：6mmダイナミック型（f-Core DU）
●コネクター：2PIN
●ケーブル：ソフト単結晶銅ケーブル
●感度：101dB
●インピーダンス：18Ω
●重量：24g
※シリコン製キャリーケース、イヤーピース（TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様 5サイズ）、イヤーフック（TYPE B）