オーエスから、Optoma(オプトマ)のレーザー光源搭載の業務用DLPプロジェクター「ZU1300」が発売された。価格はオープンで、想定市場価格は¥2,930,000前後(レンズ別売)。

 ZU1300は明るさ11,000ルーメンを実現しているそうで、Optomaの国内導入モデルとしては初の10,000ルーメンを超える圧倒的な高輝度を備えているのが特徴。同時に、施工時に便利な設置環境に柔軟に対応できる6種類のオプションレンズも用意されており、学校の体育館や講堂、ホテルの大宴会場や商業施設の吹き抜けコートでの映像演出、また屋外シアターなどのイベントなどに利用可能と謳っている。

 オプションレンズは投写距離の異なる6種を用意しており、たとえば300インチサイズの大画面映像を天吊投写する場合、天井の梁や傾斜などの設置環境や条件に応じたレンズ選択をすることで、最小4.2m~最大35.5mまでの投写距離幅の広い柔軟な施工を可能にしているそうだ。

 さらに、すべてのオプションレンズにおいて可変幅の広い電動式のレンズシフト機能(垂直方向+-50%・水平方向+-15%)と電動ズームレンズを搭載し、天井設置後の画角調整をリモコン操作で素早く行なえるのも特徴だ。

 また、「BX-CTA17」などの短焦点レンズは、レンズ周囲のリング部をまわすことで画面コーナーのフォーカスを微調整でき、データ表示においてより視認性の高い映像表現を実現している。

 レーザー光源には、Optoma独自のDuraCoreテクノロジー搭載の色再現性に優れたユニットを採用し、最大30,000時間の長寿命光源と、IP6Xの高い防塵性能を備え、天吊や筐体内設置等においても安定した継続運転を可能としている。

 上向き・下向き・縦向きなど 360度の設置と投写が可能なうえ、幾何学歪補正やエッジブレンディングコントロール機能(上下・左右対応)も装備。さらに、本機を複数台使用して1枚の大画面映像を投写する際、機器の追加やソフトウエアを利用することなく実現でき、デジタルサイネージのさまざまな映像演出に好適という。

 投写素子の解像度はWUXGA(1920×1200ドット)、サイズは0.67型の大型DMDチップとなる。コントラスト比は2,000,000:1で、シャープで精細感があり、鮮明でユニフォミティに優れた映像を再現可能としている。

ZU1300の主な特徴
・高解像度WUXGA(1920×1200)
・明るさ11,000ルーメン(ANSI)
・投写距離の異なる6種類のオプションレンズを用意し、さまざまな設置ロケーションに対応
・すべてのオプションレンズに対し、リモコンで制御可能な電動式のレンズシフト機能を搭載(垂直方向±50%・水平方向±15%)
・画像のシフト調整位置や、基準位置戻しのリセットが可能なレンズシフトメモリ機能搭載
・電動ズームレンズ搭載
・2,000,000:1の高コントラスト比
・色再現性に優れたOptoma独自のレーザー技術DuraCoreテクノロジー搭載
・360°の設置姿勢に対応し、上向き・下向き・縦向きなど自由な投写が可能
・幾何補正(4コーナージオメトリ補正)が可能
・最大30,000時間(エコモード)の長寿命レーザー光源
・ワーピング(幾何学歪補正)・エッジブレンディングコントロール機能(上下・左右対応)を装備
・IP6X防塵性能により、堅牢で気密性に優れた高い信頼性
・4KHDR信号に対応、HDR信号の検出時にHDRモード自動切替機能を搭載
・入力映像信号の不具合発生時に素早くバックアップ信号に切り替え可能なファストスイッチ機能を搭載
・HD BaseT3.0準拠
・LANネットワークコントロールのAMX、Crestron、Extron、PJ Linkに対応
・プロジェクター天吊ハンガー(取付金具)「TH-100PJ04」、「HP-100」、「PPC2500」シリーズへの搭載に適合

別売のオプションレンズ
・短焦点レンズ
 「BX-CTA17」 オープン(市場想定価格¥637,000前後)
 「BX-CTA15」 オープン(市場想定価格¥475,000前後)
・ワイド短焦点レンズ
 「BX-CAA01」 オープン(市場想定価格¥375,000前後)
・標準焦点レンズ
 「BX-CAA06」 オープン(市場想定価格¥287,000前後)
・長焦点レンズ
 「BX-CAA03」 オープン(市場想定価格¥375,000前後)
・超長焦点レンズ
 「BX-CTA13」 オープン(市場想定価格¥412,000前後)