Sonos は、新しいサウンドバー製品となる「Sonos Arc Ultra」(¥149,800、税込、10月29日発売予定)を発表した。Sound Motionと呼ばれる革新的なトランスデューサー技術を初搭載したモデルという。

「Sonos Arc Ultra」

 そのSound Motionは、トランスデューサーのサイズを縮小しながら重低音を強化し、よりコンパクトな製品サイズで大音量、かつ優れたサウンドを実現できる技術だ。Arc Ultraは、洗練されたスマートなデザインで、迫力ある9.1.4空間オーディオ体験を実現してくれる。

 また今回、サブウーファーの次世代モデルとして「Sonos Sub 4」(¥109,800、税込、10月29日発売予定)も発表された。お気に入りの映画や人気の番組を迫力ある重低音で再現するために、デザインと内部構造を刷新している。

「Sonos Sub 4」

 Sonosアプリも改善されており、Arc UltraとSub 4の発売に合わせてソフトウェアをアップデートすることで、システムの識別、製品の設定、そしてSonos製品同士を連携させる機能など、様々な面で以前のアプリの性能を上回ることが期待されている。

 製品スペックとしては、Arc UltraはDolby Atmos(ドルビーアトモス)やDTSのデコードに対応。Amazon MusicやApple Musicで配信されている空間オーディオも再生可能とのことだ。

 本体にはツイーターが7基、ミッドレンジを6基搭載。フロントL/C/Rは2ウェイ3スピーカー構成で、本体側面と天面に左右それぞれ2基のウェーブガイド付きツイーターが配置されている。さらに4つのモーターを使ったデュアルメンブレンウーファー(Sound Motion)で薄型ながら優れた低音を再現できるという。

 新たにeARCに対応したHDMI端子も搭載され、対応テレビとの組み合わせで電源やボリュウムなどの連動操作も可能になっている。またiOSとAndroidで利用できるようになったTrueplayでチューニングすることで、部屋の空間に最適なサウンドになるよう動的に設定してくれる。

 サブウーファーのSub 4は、サラウンド再生時の迫力を大きくアップさせるアイテムだ。W402✕H389✕D158mmの本体にふたつの楕円形ウーファー(5✕8インチ)を向かい合わせに配置することで、フォースキャンセリング効果を発生させて不要な振動をカットしている。

 接続はワイヤレスで、サウンドバーのArcやBeam(Gen 1/2)、スピーカーのEra300/100などのSonos製品とつないで低音を受け持つ仕組みだ(他社製品との接続には非対応)。ペアリングはSonosアプリから可能で、Trueplayによるルームチューンの効果も期待できる。