愛知県長久手市の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内につくられた、スタジオジブリの世界を表現した公園施設「ジブリパーク」。2024年3月の「魔女の谷」の開園で、「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」「青春の丘」「もののけの里」とあわせ5エリアすべてが揃った。

 そして、ジブリパーク開園から2年となる2024年11月に6日間限定で新たな企画「ジブリパークの音響世界」がスタートする。ジブリ作品にとって欠かすことのできない音楽要素を主軸にしたイベントだ。

 来場者は専用のイヤホンとカバンを身に着け、公園内にある音楽ポイント、通称「音の芽」を探してさんぽをする。「音の芽」が設置されているのは、ジブリパークエリアだけではなく、愛・地球博記念公園全体で、スタジオジブリ作品に登場する象徴的な建物やエリア間をつなぐ園路なども含まれる。

専用イヤホンとカバンのイメージ

 「音の芽」に辿り着くと、目の前の景色にあったジブリ映画の音響や効果音がオープンフィットのイヤホンから自然音と一体化して流れることで、いつの間にか物語の世界に入り込んだような没入感を味わうことができるという。

 コンセプトアートにも描かれた地球屋の裏路地にある「音の芽」に辿り着くと、映画『耳をすませば』の登場人物である天沢聖司が奏でるバイオリンの音色が地球屋の方角から聴こえてくるなど、まさに、[目の前に拡がる現実世界]×[脳内に拡がる音響世界]のジブリ音楽トリップを体感できる。

 ありそうで無かったこの「音響世界」を現実のものとしたのは、KDDI株式会社によるGlobal Navigation Satellite System(全球測位衛星システム)を活用した技術で、誤差数センチでの位置情報の算出と機材の小型化、さらに連携する音響再生アプリの開発により、聴こえる音楽、聴こえ方が体験者の視覚情報に連動するという圧倒的な没入感の実現が可能となっている。

「ジブリパークの音響世界」
●開催日程:2024年11月2日(土)〜4日(月)、15日(金)〜17日(日)
●受付時間:9:00〜10:00、13:00〜14:00
●場所:ジブリパークを含む愛・地球博記念公園内(愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1)
●チケット:1,500円(事前申込制)10月26日(土)公式販売ページBoo-Wooチケットで発売開始
●対象:イベント日の各種ジブリパークチケット購入者(大さんぽ券、大さんぽ券プレミアム、さんぽ券)※チケットをお持ちでない方も、公園散策にあわせて本企画をお楽しみいただくことは可能

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