Razerから、2024年の新製品が発表された。そのラインナップは以下の通り。

●ノートPCクーラー:RAZER LAPTOP COOLING PAT 149.99ドル(2024年冬頃発売)
●ハプティクスクッション:RAZER FREYJA 299.99ドル(2024年冬頃発売)
●ヘッドセット:RAZER KRAKEN V4 PRO 399.99ドル(2024年冬頃発売)
●キーボード: RAZER BLACKEWIDOW V4PRO 75% 299.99ドル(2024年10月頃発売)

RAZER LAPTOP COOLING PAT

 ノートPCの下に敷いて使うクーリングデバイス。ゲーミングPCは高いグラフィック処理能力が求められるため、当然放熱も大きい。そのため、熱処理ができないPCでは能力も落ちるし、寿命も短くなる。

 そういったニーズに対し、RAZER LAPTOP COOLINGPATはPCと連携して効率的な冷却を狙っている。実際にRAZERLAPTOP COOLING PATを使うことで18%温度を下げることができたという。USBケーブルでPCと接続して常時モニタリングを行い、必要に応じて自動的にファンが回転するという便利さだ。

 本体には3種類のマグネティックフォームが付属しており、これを交換することで14〜18インチのPCに対応できるそうだ。そのファンの強さは本体下部のボタンで調整可能という。

RAZER FREYJA

 HAPTICS(触感)にまつわる新製品。ゲームの音声信号を元に、搭載された6つのボイスアクチュエーター(左右の肩、背中、太もも部分)を使ってリアルタイムでゲームの方向、距離、強さを振動に変えて、感触として楽しめるというものだ。本体はストラップで椅子に固定する方式で持ち運びや収納も簡単だ。

 振動の強さなどは本体のコントロールパネルで調整可能。音声信号はBluetooth/2.4GHzの無線で伝送し、電源はUSBケーブルで供給する。基本的には低音などの振動が中心だが、一部の対応ゲームでは左右の移動感なども体験できるそうだ。

 ちなみに映画ソフトをPCで再生すればRAZER FREYJAを使って振動付きで鑑賞できるそうだ。ひと昔前のボディソニックのような使い方ということで、懐かしく思う世代もいるかもしれない。

RAZER KRAKEN V4 PRO

 Razer製ゲーミングヘッドセットKRAKENシリーズのフラッグシップモデルで、「KRAKEN V3 PRO」から3年ぶりのリニューアルとなる。ドライバーには40mmのTriForceバイオセルロース振動板を搭載、本体サイズは横幅84mm、厚み56mmとKRAKEN V3 PROから小型化を実現している。

 そのイヤーカップ部はプロテインレザーメットメモリーフォームデザインを採用しており、快適な装着感も達成した。ゲーミングで欠かせないマイクは、格納式Razer HyperClear超広帯域タイプを備えている。

 音声信号は付属のコントローラー部に入力する仕組みで、無線(2.4GHz)、Bluetooth、USB、3.5mmアナログ接続が可能。6インチのOLEDディスプレイを搭載しており、現在のステイタスも簡単に確認できる。ボリュウム操作もコントロール部で行う。

RAZER BLACKEWIDOW V4 PRO 75%

 Razerのゲーミングキーボードは、自在なカスタムができることもファンの間で人気だという。BLACKEWIDOW V4 PRO 75%はタイピングの質感やイルミネーションなどを自分の好みに合わせて楽しめるモデル。

 本体右上にはOLED DISPLAYを備え、プリセットされた6種類のアニメーションから好きなものを選んで表示できる(静止画やテキストも選べる)。

 PCとはワイヤレス接続だが、低遅延を実現しているのでゲーム用としても不満はないという。